3月17日、Windows公式ブログ上で開発中の次期OS「Windows 10」の販売開始時期を2015年夏とし、世界190ヵ国・111言語でリリースすると発表した。Windows 8.1の後継OSとして、いろいろな機能のブラッシュアップが行われている。
この連載ではプレビュー版の「Windows 10 Technical Preview」を利用し、Windows 10の新機能の紹介、解説する。
4月23日にWindows 10 TPの最新ビルド10061が公開された。
早速手持ちの環境すべてでアップデートしたのだが、Surface Pro 3がアップデート中に高温になり過ぎて何度もダウンしてしまった。暖かくなってきたとはいえ、相当負荷のかかる作業のようだ。休み休みアップデートすると、デスクトップが様変わりしていた。
まず、ごみ箱アイコンがリッチな表示になった。以前は、バグなのかな? と思うくらいシンプルなデザインだったが、ちょっと凝ったデザインになった。とは言え、それでもWindows 8.1のごみ箱の方がましなのだが。またタスクバーが黒っぽくなっているのも目を引く。カスタマイズできるとはいえ、こちらの方がいい感じ。スタートメニューも横に広くなったうえ、電源ボタンの位置が左下に移動した。使いやすくはなったが、ボタン名がPowerの直訳である「仕事率」になっているのは笑ってしまう。
Windows 10の標準ブラウザとして搭載される「Spartan」のアイコンがタスクバーから排除されたのも面白い。本来はIEのアイコンを外すべきなのだが、Spartanの完成度が低いので一度引っ込めたのだろう。なる早のブラッシュアップを期待したいところだ。もちろん、スタートメニューからはアクセスできるので、Spartanを使う人は従来のようにタスクバーにピン留めしよう。
タブレットモードをオンにするとUIが変わるようになった。タスクトレイのアイコン類が余裕をもって配置され、タスクバーにピン止めされているアプリも非表示になる。
スタートメニューのレイアウトやごみ箱のデザインが変更された
タスクバーからSpartanのアイコンがなくなった。元に戻すなら、スタートメニューの「すべてのアプリ」からSpartanを表示して、右クリックメニューからピン留めする
「タブレットモード」にするとアイコンが大きく表示されたり、ピン留めアプリが非表示になる
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