クラウドに悩んだら「Azure相談センター」に来てね 第2回
初心者も活用したい人も満足できるMicrosoft Azureの情報サイト
クラウド導入の駆け込み寺「Azure相談センター」の歩き方
2015年05月07日 07時00分更新
ソフトバンク コマース&サービス(以下、ソフトバンクC&S)の「Azure相談センター」はMicrosoft Azureの基本的な知識や活用方法、事例などさまざまなコンテンツを掲出している。ここではAzure相談センターの活用の仕方について見ていきたい。
あの声優の動画もあるよ!初心者はまず「Azureとは」へ
Azure相談センターは、Microsoft Azureの導入検討・活用に役立つ情報をお届けすることをコンセプトとして、運営されている。もちろん、不明な点に関してはソフトバンクC&Sに問い合わせることで、解決できる。
さっそくAzure相談センターのコンテンツを見ていこう。クラウドに興味はあるが、具体的なメリットやサービスが知りたいというユーザーは、まず「Azureとは」のページをチェックしてみよう。ここではクラウド全般のメリットのほか、Microsoft Azureならではの特徴やサービスの詳細が紹介されている。
たとえば、Microsoft Azureではマイクロソフト製品との緊密な連携が可能で、オンプレミスとクラウドのハイブリッド構成がしやすいというメリットがある。また、Windows以外のサービスやアプリケーションにも柔軟に対応し、LinuxなどのOS、.NET、PHP、Java、Node.js、Python、Rubyなどの開発言語・環境などが利用できる。さらに世界19箇所に強固なデータセンターのリージョンを持っており、日本でも東日本・西日本の2拠点が用意されている。
テキストだけではわからないという人は、6分あまりの「あの声優さんの声でお届けするMicrosoft Azureとは?」の動画をチェックしよう。「企業は増え続けたオンプレミスサーバーをクラウドにシフトするようになって、すでに1年が過ぎていた」からスタートする動画では、伝説的な豪華声優陣のやりとりで、Microsoft Azureのメリットをしっかり理解できる。
具体的な利用方法を検討したい人は「活用方法」をチェック
クラウドのメリットを理解し、実際にMicrosoft Azureを活用したい人は「活用方法」の「ファイルサーバー」「アクティブディレクトリー」「バックアップ」などのページをチェックしてもらいたい。
たとえば、「ファイルサーバー」は社内ファイルサーバーのクラウド化がテーマ。「物理サーバーの管理が煩雑なので、極力台数を減らしたい」「イニシャル・ランニングコストを抑えたい」「Windows Server 2003のサポート終了でシステムの移行が必要」などの課題に対して、Microsoft Azureがどのように役立つかを解説している。
Microsoft Azureであれば、現状の社内ファイルサーバーに無料のエージェントを導入し、使用分だけMicrosoft Azureにデータを移行したり、バックアップすることが可能だ。今年の7月15日(日本時間)にサポートが切れるWindows Server 2003のサーバー移行において、特に有効な施策と言える。また、オンプレミスとクラウドにシステムが分散した場合も、マイクロソフトの「System Center 2012」を使うことで両者を統合的に管理したり、VPNを活用することで、さまざまな拠点や端末でMicrosoft Azure上のシステムを利用することが可能になっている。
Azure相談センターのユニークな点は、ディストリビューターという立ち位置を活かし、月額の参考価格をきちんと掲載していること。ファイルサーバーのページでは、仮想マシン、ストレージ、拠点間VPN、データ転送料金などが月単位で算出されている。従量課金で料金相場がつかみにくいクラウドサービスだが、ここまで用途が明示されているのでエンドユーザーやパートナーにとっても利用イメージが沸きやすい。
※上記構成に必要なサービスは、仮想マシン、ストレージ、仮想ネットワークです。加えて帯域幅(データ通信料)が課金対象となります。
※別途社内に置くVPNルータなどが必要になります。
※既存のインターネット環境によっては、別途回線(固定のグローバルIPを1つ)が必要となります。
※上記の構成を構築するには、SIなど別途費用がかかります。
※仮想マシンのスペックなど、上記はすべてサンプルとなります。お客様の条件に合わせて、かかるコストは変化します。
(次ページ、Microsoft Azureユーザーの生の声を満載したユーザー事例)
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