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「近大マグロ」に続け、産学連携の高付加価値食品

東大とメリーチョコレートが産学協同で「東大カカオ」プロジェクトを推進

2015年03月23日 17時29分更新

文● 行正和義/ASCII.jp

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東京大学樹芸研究所のカカオ 

 東京大学とメリーチョコレートは3月23日、産学協同研究として国内でのカカオ栽培の研究を開始すると発表した。

 静岡県賀茂郡南伊豆町にある東京大学樹芸研究所の研究施設では、温泉熱を利用した温室で熱帯性植物を栽培・展示している。同研究所はこれまで、チョコレートとして加工できる品質のカカオを栽培・安定して収穫できる環境を整えてきた。

東京大学樹芸研究所の温泉熱利用温室、栽培中のカカオ 

 今回の産学連携を通し、同研究所では地熱を利用したカカオ栽培の研究を進め、希少種であるクリオロ種カカオを育成して種の保存研究を行う。また、メリーチョコレートではカカオ豆の栽培からチョコレートなるまでの工程を手がける。

 両者では希少種栽培からチョコレート製造までの工程を確立し、「東京大学カカオ(東大カカオ)」の市場認知・商用利用を目指すとしている。

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