第2回 13.3型「Luvbook J」で仕事するなら、IGZOモデルを選べ!
フラットな作りで重心もしっかり、いい意味で価格に見合わない質感
安定のコスパと性能、13.3型IGZOノート「LuvBook J」で外で快適作業!
外出先でもストレスなく快適に作業したいという人には、マウスコンピューターの13.3型モバイルノート「LuvBook J」をおすすめしたい。シリーズとしてスペックの異なる6種類のモデルが用意されているが、もっとも使い勝手に優れているのは、2560×1440ドットのIGZO液晶と512GB SSDを搭載した「LB-J300X-SSD」だ。高性能な最新パーツを採用しながらも携帯性に優れ、しかもスタミナも十分。カフェや移動中の電車の中など、いつでもどこでも仕事をバリバリこなしたい人に向いているのだ。
モバイル用途には十分な携帯性と操作性
まずはLuvBook Jのデザインについて見てみよう。ちなみに、外観についてはシリーズの全6モデルですべて共通の仕様だ。
フットプリント(接地面積)は約幅326×231mmで、A4サイズ(幅297×奥行き210mm)よりもふた回りほど大きい。13.3型ノートとしては標準的なサイズだが、高さについては23.6mmとやや厚めだ。だが標準的なモバイルノートに比べてディスプレーの解像度が高く、豊富なインターフェースを備えていること考えれば納得できる範囲だろう。
重量は約1.4kgで、これもまた13.3型ノートとしては標準的なところだ。数値だけで見るとやや重いイメージがあるが、実際に手にすると意外と軽く感じる。全体的にフラットな作りで極端な重心の偏りもなく、楽々と持ち運ぶことができた。
天板部はヘアライン加工の施されたシルバーで、素材には樹脂が使われている。一見するとアルミ素材のようにも見える、高級感のある仕上がりだ。LuvBook Jのエントリーモデルは5万9800円からなのだが、いい意味で価格に見合わない質感だと感じた。ただ樹脂製であるため、筐体の強度はそこそこ。持ち歩く際はカバーなどに収納したい。
外出先からメールや資料作りで文章を入力する機会が多いなら、キーボードの使い心地についてもこだわりたい。LB-J300X-SSDのキーボードはテンキーなしの87キー構成で、キーピッチは約18mmと十分な大きさが確保されている。ストロークについては約1.8mmと、モバイルノートとしては深めだ。入力時に確かな手応えがあるので、打ち損じに気付かずそのまま入力し続けてしまうことも少ないはず。若干のたわみと底打ち感があるものの、慣れれば問題なく使えるだろう。
実際に使ってみてちょっと気になったのは、キーボード右側の配置がやや特殊な点だ。まずEnterキー左側にある4列のキーが、かなり横長になっている。また左Shiftキーがカーソルキーよりも右側にあるため、慣れないうちは入力ミスがあるかもしれない。それとEnterキーが大きいため、入力時のタイプ音も大きくて気になった。このあたりは好みの問題でもあるので、実際には気にならない人も多いだろう。あるいは使っているうちに、慣れてくるかもしれない。
タッチパッドのサイズは、実測で幅91×奥行き60mmだった。最近では珍しい左右のボタンが独立したタイプで、パッドとボタンが一体化した「クリックパッド」と比べて操作ミスを減らせる点がうれしい。
試しにLB-J300X-SSDをひざの上に載せて使ってみたが、重心に偏りがないのでかなり安定している。キー入力もタッチパッドの操作についても、使いづらさを感じなかった。
(次ページ「バッテリーベンチでは5時間以上駆動」へ続く)