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安くて薄くてハイスペック!「Luvbook L」の魅力を探る

6つのベンチマークで検証

Windows 8.1 Updateで「LuvBook L」のパフォーマンスは向上する?

文●高橋量

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アップデートで3D性能は向上するのか?

 次に、アップデート前後で3Dグラフィックス性能に変化があるか見てみよう。総合的な3D性能を計測する「3DMark」では、DirectX 9相当の「Ice Storm」でスコアが「39949」から「40318」に上昇した。スコアの差は0.9%程度で、前掲の総合系ベンチマークと同様、わずかに向上した。

アップデート前の「3DMark」ベンチマーク結果

アップデート後の「3DMark」ベンチマーク結果

 「3DMark Vantage」についても、アップデート後はスコアが0.6%上昇した程度。詳細を見ると、GPUのスコアはほぼ変わらず、CPUのスコアが向上している。システム内部の処理が改善されているのだろう。

アップデート後の「3DMark Vantage」ベンチマーク結果

アップデート前の「3DMark Vantage」ベンチマーク結果

 3Dゲーム系のベンチマークとして「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.00」を試したところ、1280×720ドットの解像度で画質を「低品質」に設定したテストのみスコアが低いが、そのほかは0.5~0.7%程度スコアが上昇している。上がり幅がほかのベンチマーク結果と同程度であることから考えると、アップデートによってシステム全体のパフォーマンスがやや上昇している程度で、特にゲーム性能の向上はなさそうだ。

「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.00」(1280×720ドット)ベンチマーク結果
アップデート前アップデート後
低品質5317(快適)5292(快適)
標準品質4362(普通)4393(普通)
最高品質2676(やや重い)2689(やや重い)

「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.00」(標準品質)のベンチマーク結果。アップデート前(左)/アップデート後(右)

アップデートを行なう価値は十分ある

 今回はWindows 8.1 Update適用前後のベンチマーク結果を比較してみたが、アップデートによってパフォーマンスの向上はわずかに見られたものの、はっきりわかるほどの違いを感じられなかった。

 テストに利用した「LuvBook L」シリーズの「LB-L471X」は、CPUにCore i7-4500U(1.80GHz)を採用し、8GBメモリーと256GB SSDを搭載したハイスペックマシンである。元からサクサク動くことを考えると、アップデートによるパフォーマンスの向上が実感できないのは当然かもしれない。だが、スタート画面をはじめ、全体的な操作性が改善されたことを考えれば、アップデートを行なう価値は十分あると言える。


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