iPad/AndroidタブレットのWebブラウザからメインフレームを操作可能に
キヤノンソフト、「TCPLink」にタブレットオプション追加
2014年04月02日 15時00分更新
キヤノンソフトは4月2日、端末エミュレータ製品「TCPLink Enterprise Server」シリーズの新しいオプションとして、メインフレームのオンライン端末機能を「iPad」やAndroidタブレットなどのスマートデバイス上で実現する「TCPLink Enterprise Server スマートデバイスオプション」を追加した。
TCPLink Enterprise Serverは、IBM、富士通、日立、NECの各社メインフレームおよび、IBM AS/400のオンライン端末機能を提供する端末エミュレータ。専用アプリケーションだけでなく、HTML、Java、ActiveXコントロールによりWebブラウザを介して利用することも可能。SSL通信に対応しており、モバイル環境からでもメインフレーム操作が安全にできる。
今回発表されたスマートデバイスオプションは、TCPLink Enterprise ServerのHTMLセッション機能と連携し、iOS/Android搭載タブレットなどのスマートデバイスに最適化した端末エミュレータ機能を提供する。ブラウザを利用するため、専用アプリのインストールは不要だ。またPCと同様に、社外のモバイル環境からでもセキュアなホストアクセスが実現する。
価格(税別)は、TCPLink Enterprise Serverが18万円から、スマートデバイスオプションが12万円からとなっている(いずれも同時接続4セッションの場合)。キヤノンソフトでは、同オプションをメインフレームを保有する製造業や金融などを中心に販売し、関連売上を含め2015年末までに3億円の売上を目指すとしている。