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T教授の「戦略的衝動買い」 第284回

980円でスマホがクレカ決済端末に! 「Squareリーダー」を衝動買い!

2014年03月05日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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案外簡単!? 初期設定や登録作業

専用アプリ「Squareレジ」をダウンロードしてスマホやタブレットに導入

専用アプリ「Squareレジ」をダウンロードしてスマホやタブレットに導入

指定されたウェブサイトにアクセスしてアカウントを作成する

指定されたウェブサイトにアクセスしてアカウントを作成する

スマホから販売商品のライブラリーも作成できる。内税、外税の設定も

スマホから販売商品のライブラリーも作成できる。内税、外税の設定も

 Squareリーダーをお店のレジスターのように使うには、専用アプリである「Squareレジ」をGoogle PlayやApp Storeからダウンロードしてスマホにインストールする必要がある。アプリの導入が終了すれば、今度はスマホでSquareのサーバーにアクセスしてアカウント登録を行なう。

完成した商品ライブラリー。バザーや屋台のお店でも使えそうだ

完成した商品ライブラリー。バザーや屋台のお店でも使えそうだ

Squareを利用する人の事業内容などを記入する。マルチジョブの人は要注意

Squareを利用する人の事業内容などを記入する。マルチジョブの人は要注意

決済金額の振込銀行口座を設定する。振込テストでSquareから1円振込がある

決済金額の振込銀行口座を設定する。振込テストでSquareから1円振込がある

 業種の設定や決済金額の振込銀行口座の選定が必要で、販売商品やサービスは必要に応じてアイテム登録が可能だ。どれがメインとは言えないマルチジョブの筆者は、ひとまず「コンサルタント」として登録したが、現在、知人に譲って支払い待ちのアイテムであるカメラのレンズをはじめ、いくつかのアイテムを販売商品として登録した。

筆者のG Flexはイヤフォン端子にSquareリーダーを差すとアプリが登場する

筆者のG Flexはイヤフォン端子にSquareリーダーを差すとアプリが登場する

 Squareリーダーとスマホの操作は実際の決済操作も極めて単純明快だ。筆者の使用しているLGのスマートフォン「G Flex」では、Squareリーダーをイヤフォンジャックに挿入すれば、候補アプリの1つとしてSquareレジアプリが最下段に登場するので、起動はSquareアイコンをタップするだけだ。

商品リストから購入商品をタップして選択するとお会計が変化する

商品リストから購入商品をタップして選択するとお会計が変化する

支払いはカード、現金、そのほかがあるが、カード以外はシステムサポートはない

支払いはカード、現金、そのほかがあるが、カード以外はシステムサポートはない

 後はお客様にお買い上げ頂いた商品を商品ライブラリーからタップ選択し、「お会計」をタップすることで支払い画面に移動する。支払いはメインのカード以外にSquareシステムを介さない現金払いやその他(電子マネーやギフトカード)も用意されているが、これはお店独自のオプションのためのモノだ。

カード番号入力はスワイプ以外に数字手入力が可能だが、手数料は少し高くなる

カード番号入力はスワイプ以外に数字手入力が可能だが、手数料は少し高くなる

お客様のカードを正しい向きにスワイプすれば決済がはじまる

お客様のカードを正しい向きにスワイプすれば決済がはじまる

 カードを選択するとクレジット決済画面にジャンプする。そこではカードの磁気ストライプをSquareリーダーで読ませるか、クレジットカード番号の直接手入力が選択できるが、後者の場合は、手数料が規定の3.25%より高くなるらしい。

カードを正しく読めなかった場合には注意画面が登場する

カードを正しく読めなかった場合には注意画面が登場する

 それでは王道のカードのスワイプをやってみよう。カード表面に描かれた読み取り方向マークを確認してSquareリーダーの溝にカードを押し付けてスライドすればそれで読み取りは終了だ。カードが正しく読まれなかった時はエラー画面が表示される。

無事カードのスワイプが正しく終了すると、サイン画面が現われる

無事カードのスワイプが正しく終了すると、サイン画面が現われる

指先で画面上にサインしてもらえば終了(実際のサインを変形しています)

指先で画面上にサインしてもらえば終了(実際のサインを変形しています)

「続行」をタップすれば、取引成立が表示される。これで決済はひとまず終了

「続行」をタップすれば、取引成立が表示される。これで決済はひとまず終了

しばらくすると決済終了メールで決済番号や金額が通知される

しばらくすると決済終了メールで決済番号や金額が通知される

支払者にはあらかじめ設定したイメージでレシートがメールで送付される

支払者にはあらかじめ設定したイメージでレシートがメールで送付される

 極めて簡単な読み取り操作が終了すれば、カードホルダーであるお客様の手書きサイン入力画面に移行する。サインが終了して続行をタップすれば決済処理は終了だ。しばらくすると筆者(販売者)宛の決済番号通知メールが届く。ほどなく購入者(お客様)の手元にも販売者である私からのレシートを添付したメールが届く仕組みだ。

PCでは、決済日と、支払日などの日時の関係がグラフィカルに見える

PCでは、決済日と、支払日などの日時の関係がグラフィカルに見える

決済手続きが終了すると送金案内がメールで届く

決済手続きが終了すると送金案内がメールで届く

 後者は、決済時に購入者が自分のメールアドレスを入力することで指定するオプションだ。レシートのイメージは、SquareサーバーにPCでログイン接続して行なえる各種設定でロゴマークなど、オリジナルのユニークなレシートを作ることができる。

PCではSquareからの振込に関する詳細情報を見ることができる

PCではSquareからの振込に関する詳細情報を見ることができる

決済から1日程で、筆者のみずほ銀行にSquareから振込があった

決済から1日程で筆者のみずほ銀行にSquareから振込があった

商品ライブラリーはPCからならスマホよりも楽にメンテナンス可能だ

商品ライブラリーはPCからならスマホよりも楽にメンテナンス可能だ

もちろん、銀行口座の設定や変更もPCのほうが操作性がいいので楽だ

もちろん、銀行口座の設定や変更もPCのほうが操作性がいいので楽だ

管理資料として決済のヒストリカルなデータなどがCSVファイルでも提供される

管理資料として決済のヒストリカルなデータなどがCSVファイルでも提供される

 実際の決済後、1~2営業日に販売金額が指定口座に入金される予定だ。筆者の場合も、送金案内メールからすぐに指定銀行口座に入金があり、確認がとれた。実際の入金は3.25%の手数料を引かれた残額になる。

 商品登録や口座設定などはPCからも行なうことができ、販売商品の累積のデータなどをCSVファイルでダウンロードして活用することも可能だ。

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