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メガネ型画面でライブ会場気分! ドワンゴ×NTTの新技術

2014年02月04日 05時41分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 ドワンゴとNTTは昨年7月から、業務提携の取り組みとして映像&ソーシャルサービスの高度化に関する技術開発を推進してきたが、今回、その成果の第1弾となる「全天周映像向けインタラクティブ配信技術」と「視聴品質最適化技術」を発表した。

 「全天周映像向けインタラクティブ配信技術」とは、ライブ会場に設置した360度全天周カメラの映像を、インターネット経由で離れた場所にいる視聴者に届けるもの。視聴者がメガネ・ゴーグルをかけるようにヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着すると、ライブ会場内の様子がHMDに写しだされる。好きな方向を見渡せば、まるでライブ会場にいるかのような臨場感を体感することが可能だ。本技術ではニコファーレ(東京・六本木)に設置した360度全天周カメラに対応する。

 「視聴品質最適化技術」は、映像を受信する利用者の環境やネットワークの混雑状況に応じて配信レートなどを最適化するもの。視聴者が実際に感じる映像の満足度を客観的な数値として推定・最適化することで、配信される映像視聴をより快適にする。両技術を駆使すると、音楽ライブなどでライブ会場に入れなくてもライブ会場にいる気分を疑似体感できる。

 なお、本技術に関して13~14日にNTT武蔵野研究開発センタで「NTT R&Dフォーラム2014 『Co-Innovation ~あなたとともに、未来を創るR&D~』を開催。前夜の12日21~23時にはニコニコ生放送で「NTT R&Dフォーラム2014 夜まで『Co-Innovation』直前生放送」を放送する予定だ。

新技術の概念図

新技術の概念図

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