4年ほど前に米国で産声を上げた「Boogie Board」(LCD Writing Tablet)は、独自のLCDパネル上にスタイラスで筆記する手書き端末だ。2009年の発表、発売以来、すでに数モデル以上のバリエーションが継続的に発売されている。
世代ごとのモデルバリエーションは多いが、米IMPROV Electronicsの開発した基本的なテクノロジー部分はこの5年それほどの変化もなく、周辺機器との連携スタイルや昨今のクラウドとの関わり方の違いによるものが大きい。モデルによっては専用のスタイラスを必要とするモノもある。
今回、筆者が米国から購入した6台目に当たるニューモデルは「Boogie Board Sync 9.7」という、長ったらしい商品名の最新機種だ。
筆記面サイズがデカい!
Boogie Board Sync 9.7
初代モデルを除き、国内ではキングジムが輸入販売代理店の1つを務めており、日米同時発売ではないにしても、国内発表もほぼ同時に行なっていた。しかし、どうも今回のモデルは、何らかの理由で見送られたようだ。
前回のモデルあたりから、商品名の最後の数字が筆記面の画面サイズ(9.7インチ)を示すようになった。今回のBoogie Board Sync 9.7は過去のBoogie Boardの中では最大の筆記面サイズだろう。
パッケージには、Boogie Board本体およびmicroUSBケーブルが同梱されている。ケーブルは本体の充電と筆記データをPCへ転送するためのものだ。
Boogie Boardには、筆記データを本体内部のストレージに蓄積し、外部に転送可能な“アクティブ型”の製品と、単に1ページだけの筆記データをイレースボタンが押されるまでの間、そのまま保持するだけの“パッシブ型”の製品の2つが存在している。
今回のBoogie Board Sync 9.7は前者のアクティブ型で、2011年に発売された「Boogie Board RIP」に続く2番目の製品にあたる。
スリットに合わせてはめ込み、携帯する構造のスタイラスはBoogie Board Sync 9.7専用だ。従来の製品のようにボールペンのキャップや爪先でも筆記は可能だが、データとしては記録されない。
データとして記録して、後々さまざまな活用を行なうためには、本体の電源をオンにして専用のスタイラスを使用することが大前提となる。逆に、従来のパッシブなBoogie Boardとして一時的な記録のみ行なうのなら、電源オンは不要で、専用スタイラスを使う必要もない。
「戦略的衝動買い」とは?
そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。
それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。
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