東芝は12月20日、近接無線転送「TransferJet」規格に準拠した業界初となるUSBアダプタモジュール「TJ-UA00A」とMicroUSBアダプタモジュール「TJ-MU00A」を発表、販売を開始した。
「TransferJet」は、伝送距離をあえて数cmという極端に短い距離にすることによって高速化を行うとともに、ペアリングといった操作を行わなくても互いに通信する規格。モバイル機器などの画面上で転送したいデータを選んで相手の機器にタッチするだけで、高速かつ低消費電力でデータ転送でき、実効スループット最大375Mbpsという速度は1分のハイビジョン動画コンテンツを約3秒で転送できる。
発売された製品はUSBアダプタモジュールの「TJ-UA00A」とMicroUSBアダプタモジュールの「TJ-MU00A」。TJ-UA00Aのサイズは幅15×高さ7×長さ4.3mm、インターフェイスはUSB2.0、対応OSはWindows 7 32/64bitおよびWindows 8 32/64bit版。TJ-MU00Aは約幅21×高さ7.8×長さ24.7mm、対応OSはAndroid4.0~4.2。各1個を同梱した「TJ-MUA00A」も発売される。価格はいずれもオープンプライスで、Windows版/Android版のファイル転送ソフトは動作ウェブサイトからダウンロードできる。