日本通信販売協会(JADMA=ジャドマ)が開設したジャドマ通販研究所の調べによると、贈り物を通販で購入した経験がある人が51.8%、2人に1人の割合であることがわかった。30・40・50代の女性と40代の男性で特に購入経験が高い傾向にある。
どのようなイベントで贈り物を購入したことがあるか尋ねると、トップ5は「誕生日」(83.2%)や「母の日」(71%)、「クリスマス」(61.9%)、「父の日」(59.6%)、「バレンタイン」(56.6%)がランクイン。一方、贈り物をする際に通販を利用した割合は、「お歳暮」と「お中元」が33.5%でトップに並び、僅差の3位は「誕生日」が33.4%、以下、「母の日」の32.5%、「父の日」 の25.8%と続いている。定期的に贈り物をする場合に通販の利用率が高まるようだ。
そこで、通販で贈り物を購入するよい点を挙げてもらうと、トップは「時間を気にせず購入できる」が62.2%で、以下、「相手が喜びそうな商品をじっくり検討できる」が37.2%、「ご当地ものなど近くで買えない商品が買える」が32.5%。8位に入った「実店舗では扱われていない商品やサービスが見つかる」(22%)も含め、商品・サービス探しで通販ならではの大きなメリットが感じられている。
なお、贈り物選びでネット検索を利用している割合は52%で約半数にのぼり、特に高い割合だったのは30代女性の79.5%と20代女性の75%。SNSを活用しているか質問すると、全体平均が12.2%と低い水準であるなか、20代女性は28.5%、10代女性は24.1%と4人に1人の高い割合となった。
アスキークラウド2014年1月号(11月22日発売)では「対アマゾン 流通本土決戦」と題した特集をはじめ、ネットショップや実店舗を含めた小売り業界のビジネス戦略をまとめている。贈り物の機会が増える年末商戦を迎えた今、同調査の結果を役立てたい。
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■ジャドマ通販研究所