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ディズニーと連携、スマホゲームでLINEの勢いが加速か

2013年10月17日 17時55分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 LINEはゲームサービス「LINE GAME」で新たにウォルト・ディズニー・ジャパンと連携。ディズニーキャラクターを用いた「LINE GAME」を展開すると発表した。LINEではすでに「スタンプ」でディズニーキャラクターを提供しているが、今回の発表により、両社のビジネス提携がゲームコンテンツにも拡大する。

 LINE GAMEは2012年7月のサービス提供開始以来、実績を着実に高めてきており、ゲームアプリのダウンロード数は13年3月に累計で世界1億件を突破。ゲーム課金が売上に大きく貢献するようになり、2013年4~6月期の業績では売上高が前年同期比で66.9%増の97.7億円を記録。その内訳は、スタンプ課金が約27%であるのに対し、ゲーム課金は約53%と半数以上を占めた。

 ディズニーとの連携は、LINE GAMEのコンテンツ力を高めることが狙いの1つ。ディズニーストアで10月18日から発売となるぬいぐるみ「TSUM TSUM(ツムツム)」シリーズをテーマとし、カジュアルゲーム「LINE:ディズニー ツムツム」を第1弾として今冬に提供開始する予定だ。

 スマホゲームのプラットフォームとしてはモバゲー(Mobage)やアメーバ(Ameba)、グリー(GREE)などが先行しているが、MMD研究所が8月に発表した「スマートフォンゲームに関する調査(課金編)」の調査結果によると、ユーザー数の多さでモバゲー(16.3%)とアメーバ(14.6%)、グリー(11.5%)を抑え、LINE GAMEが38.1%でトップになっている。ディズニーとの連携でLINE GAMEの勢いは加速しそうだ。

「LINE:ディズニー ツムツム」のイメージ画面(C)Disney (C)Disney/Pixar

「LINE:ディズニー ツムツム」のイメージ画面(C)Disney (C)Disney/Pixar

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