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Backup Exec 2012搭載バックアップアプライアンスを日本市場に投入

全部入りがうれしい!「Symantec Backup Exec 3600」が来た

2013年09月05日 06時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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9月4日、シマンテックは中堅中小向けのバックアップアプライアンス「Symantec Backup Exec 3600」を発表した。導入の際の障壁となるサイジングの問題を解消し、仮想環境に最適なバックアップをスピーディに導入できる。

1UアプライアンスにBackup Exec 2012環境をすべて統合

 Symantec Backup Exec 3600は仮想マシンホスト3~5台(仮想マシン30~50台)の中小規模環境に最適なバックアップアプライアンス。1UサーバーにSymantec Backup Exec 2012のメディアサーバー、重複排除ストレージのほか、Backup Exec 2012の全オプションエージェントを実装。仮想環境のバックアップで必要なコンポーネントを1台に集約した。

バックアップの導入を容易にするSymantec Backup Exec 2012

 従来、バックアップアプライアンスはEMCやIBM、HPなどが手がけていたが、シマンテックのような大手ソフトウェアベンダーからの製品提供は初めて。久しぶりにハードウェア製品を提供することになった背景について、シマンテック代表取締役社長 河村浩明氏は、「今まではソフトウェアをライセンス販売してきたが、今後はお客様に求めやすい形でソフトウェア製品を提供していく。1つがクラウド、1つがアプライアンスだ。今回はその第一弾」と、昨年CEOが変わって以来の戦略変更があったと説明する。

シマンテック代表取締役社長 河村浩明氏

 また、新製品投入の背景として、河村氏は「多くのお客様が、バックアップに関して隠れた問題を抱えている」と指摘。「いざというときにバックアップがとれていない」、「仮想マシンやデータの増加で運用負荷やバックアップ時間が肥大化している」、そして「導入前に複雑なサイジングが必要になる」といった課題だ。Symantec Backup Exec 3600では、こうした課題を解決するソリューションだという。

仮想化環境に最適なバックアップをすぐ導入

 続いて登壇したプロダクトマーケティングマネージャの長島理恵氏が強調したのは、仮想化環境のバックアップに最適というアピールポイントだ。長島氏は仮想化とバックアップの関係について、「1つの物理サーバー上に複数のゲストOSが立つことになる。そのため、ホストマシン全体で非常に大きなデータ量を保持することになる」と述べ、仮想化環境に最適化されたソリューションの重要性を訴えた。その点、Symantec Backup Exec 3600が搭載するBackup Exec 2012は仮想化環境に最適な機能を持っており、運用負荷の軽減やバックアップ時間の短縮に大きく寄与するという。

シマンテック プロダクトマーケティングマネージャ 長島理恵氏

 具体的には運用負荷軽減のため、Backup Exec 2012では追加された仮想マシンを自動的にバックアップ対象に追加する「ダイナミックインクルージョン機能」が搭載される。「他社製品だと別途ツールを入れ、ジョブを監視しなければならず、やや面倒だった」(長島氏)とのことで、手間なくバックアップできるのが大きなメリットだ。

ダイナミックインクルージョン機能

 また、仮想マシンやデータが増加した場合でもバックアップ時間を短縮する「V-Rayテクノロジー」も提供される。V-Rayテクノロジーは仮想化環境に最適化された重複排除技術で、仮想ディスク内のファイルを“透視することが可能になる”というものだ。

 他社の場合、仮想ディスク自体は認識できるが、ディスク内のファイルを見ることができない。そのため、重複排除のために必要なデータのブロック分けができず、更新されたデータを含む広い範囲をコピーするため、バックアップにかかる時間が長くなるという弱点がある。一方、シマンテックが特許を取得しているV-Rayテクノロジーを使うと、ファイルを透視できるため、効率的なブロック分けが可能になる。バックアップ対象となるデータのみをバックアップすればよいので、高い重複排除率を誇るという。

高い重複排除率を実現するV-Rayテクノロジー

 しかし、既存のBackup Exec 2012でも解決できない課題がある。それが導入前の複雑なサイジング作業だ。サイジングにおいては、まず要件を確定し、必要な機能とオプションを用意。ライセンスを確認した後、バックアップサーバーやストレージなどのハードウェアを選定する。その後、十分な検証を経た後、ようやく稼働となる。これに対して、Symantec Backup Exec 3600はバックアップソフトやOS、オプションエージェントまですべて含んでいるので、面倒なサイジングは不要。導入は圧倒的に容易になるという。

 ハードウェア面を見るとインテルXeonプロセッサー、16GBメモリ、2TBのSAS HDD×4台、冗長化電源という構成。OSにはWindows Storage Serverを採用しており、バックアップソフトと共にSSDに搭載されている。背面にはSASポートやUSBポートを用意しており、テープドライブをつなぐことができる。

インテルベースの高速なハードウェアを用意

 発売日は10月1日で、最小構成の価格は198万3200円(税別)。ソフトバンクBB、ダイワボウ情報システム(DIS)、ネットワールドなどのディストビューションパートナーを介し、全国のリセラーパートナーから販売される。重複排除の効果を調べられるアセスメントツールの提供をはじめ、検証機の貸し出しや技術資料の提供、勉強会の開催など販売施策にも力を入れるという。

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