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プリンター業界のあしたが「クルー!」

PCレスで年賀状!ブラザー、複合機「PRIVIO」新製品

2013年08月26日 23時40分更新

文● ナカムラ/ASCII.jp編集部

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ブラザー販売代表取締役社長 片山俊介氏(左)、お笑いタレント「アンタッチャブル」の山崎弘也氏(右)

 ブラザー販売は8月26日、インクジェットプリンター複合機「PRIVIO(プリビオ)」シリーズの新製品を発表した。9月上旬より順次販売が開始される。

 同日に開催されたプレス向けの発表会では、「あしたのジョー」を起用した広告を公開した。12月から放映されるテレビCM「明日の常識」篇・「あしたの年賀ジョー」篇では、お笑いタレント「アンタッチャブル」の山崎弘也氏を丹下段平の声優に起用する。

片山俊介社長は、「店頭シェアを12年度の11%から15%に引き上げ、75万台を目標に販売したい」と13年度の販売方針を明らかにした

丹下段平に扮して現れた山崎氏は、「パソコンなしでも年賀状を作れる時代がクルー!」と持ちネタを交えて新製品の機能をアピールした

「PRIVIO」シリーズの広告に名作漫画「あしたのジョー」を起用した。プリンターの発色の鮮やかさを連想させるビビッドな色合いに統一し、幅広い世代に愛される表現を目指したという

 今回発表されたモデルは18機種。従来の多機能モデル「NEO(ネオ)」、ミドルクラスの「BASIC(ベーシック)」に加えて、新たに低価格モデルの「SIMPLE(シンプル)」シリーズがラインアップに追加された。

「PRIVIO」2013年秋モデル18機種

 新機能として、テンプレートに顔写真などを合成できる「自動写真レイアウト」、布や包装紙を素材として取り込める「お気に入り素材合成」など、PCレスで年賀状を作成できる「クラウド年賀状」アプリを搭載する。また、紙の資料をスキャンするだけでOfficeデータに変換できる「スキャン to Office文書」や、赤ペンで囲んだ部分だけをスキャンする「手書きトリミングスキャン&コピー」など、ビジネスシーン向けの機能として「お役立ちツール」を備える。

家庭用複合機のハイエンド機「DCP-J4215」。A3プリントに対応し、有線/無線LANを搭載する

 家庭用複合機のハイエンド機である「NEO(ネオ)」シリーズに、新たに「DCP-J4215」が登場した。価格はオープンで、予想価格は2万8000円。9月上旬の発売を予定している。A3サイズのプリントが可能な点が特徴で、有線/無線LANを備える。印刷速度はカラー18枚/分、モノクロ20枚/分。

 家庭向けのミドルクラス「BASIC(ベーシック)」の最上位モデル「DCP-J952N」は2.7型液晶を備え、レーベル印刷、無線LAN、ADF機能を搭載する。価格はオープンで、予想価格は2万8000円。9月上旬の発売を予定している。カラーバリエーションは黒・白の2種類をラインアップする。

「DCP-J952N」カラー10枚/分、モノクロ12枚/分。有線/無線LANを備え、両面プリント、ADFに対応。本体カラーは白/黒の2色展開

 家庭用複合機の低価格モデルとなる「SIMPLE(シンプル)」シリーズの「DCP-J152N」は、無線LANを搭載する。ADF両面プリント、レーベル印刷機能は持たないが、その分価格が抑えられている。10月上旬発売予定で、予想価格は1万3000円。

「DCP-J152N」印刷スピードはカラー6枚/分、モノクロ11枚/分

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