10TBの容量を実現したSteelhead EX 1360アプライアンスも
iSCSIをWAN越しで使うGraniteがファイバチャネルもサポート
2013年07月29日 15時00分更新
7月29日、リバーベッドテクノロジーはサーバーやデータの統合のための「Riverbed Granite」の新製品ファミリーを発 表した。GraniteはiSCSIによるストレージI/OをWAN経由でやりとりすることで、遠隔にあるブロックストレージを高速に利用可能にするアクセラレーター。
今回の新版Granite2.5ソフトウェアは、既存のiSCSIサポートに加え、ファイバチャネルのサポートを追加。エンタープライズでの利用も多いファイバチャネルストレージをサポートしたことで、市場の90%以上に対応できるようになるという。また、Granite 2.5では、自動スナップショットと、既存のデータセンタークラスのバックアップおよびリカバリソフトウェアに対するサポートの簡略化により、データ保護機能も向上している。本機能強化は、2012年にEMC VMAXとGraniteの相互運用性がEMC E-Labに認定されたこと、また2013年6月に、GraniteとEMC VNXとの相互運用性に関するEMC E-Lab認定が完了したことなどで実現可能になったという。さらにGranite 2.5は、Symantec NetBackupなどのバックアップおよびリカバリソフトウェアソリューションのサポートの強化を通じて、さらにデータ保護を簡素化します。
既存のSteelhead EX上でGranite2.5のアップグレードが可能だが、今回新たに専用の新しいSteelhead EX 1360アプライアンスを提供するSteelhead EX 1360は、より大きなデータストアをデータセンターに統合できるよう、既存のSteelhead EXの4TBに比較して10TBと大容量のストレージキャッシュと優れたパフォーマンスを企業に提供できる。
Granite 2.5とSteelhead EX 1360は、2013年第3四半期に一般販売を予定しているという。