2月4日、日立電線はMACカプセル化に対応した通信事業者向けの1U型スイッチ「Apresia12000 シリーズ」を開発したことを発表した。
Apresia12000 シリーズでは、モバイルトラフィックやバックボーンのトラフィック増大に対応する高速な通信事業者向けスイッチ。ネットワーク遠隔保守・管理機能であるEthernet OAMやMACのカプセル化技術であるPBB(Provider Backbone Bridges)やEoE(Ethernet over Ethernet)などに対応する。
障害時の高速切り替えが可能なL2 EthernetリングプロトコルであるMMRP2(Multi Master Ring Protocol version 2)に加え、ハードウェア制御によりさらなる高速切り替え(50ミリ秒以内)を可能にするリング型冗長化機能FCRP(Fast CCM Ring Protection)を搭載。障害が発生した場合においても、ネットワークを高速に復旧し、全体への影響を最小限に抑えられるという。なお、PBB、MMRP2 aware、FCRP aware、Ethernet OAMについては、将来の対応予定となっている。
銅線1Gbpsインターフェイスを48ポートを搭載する「Apresia12000-48X-PSR」と、光ファイバーの1Gbpsインターフェイスを48ポート搭載する「Apresia12000-48GX-PSR」の(両者とも別途10Gbpsのアップリンクを2ポート搭載)の2モデルが提供される。2013年3月に国内市場に販売を開始する予定となっている。