1月22日、富士通は同社のサーバーやストレージにSAPのデータベースエンジン「SAP Sybase IQ」を組み合わせ、設定を最適化した「SAP Sybase IQ オファリングモデル」を発表した。サーバーやアプリケーションのセットアップなどが行なわれた状態で出荷するため、システム構築時間が不要で、製品が到着したその日から、テーブルの作成やデータ投入作業が可能となるという。
SAP Sybase IQ オファリングモデルでは、サーバーに高速なフラッシュディスク(PCIe SSD)を搭載した「PRIMERGY」、ストレージにデータアクセスに最適なRAID構成を組んだ「ETERNUS」を用い、納入前に専門のエンジニアがあらかじめシステム設定を最適化している。SAP Sybase IQはデータウェアハウス(DWH)専用のデータベースエンジンで、高いクエリレスポンスとデータの圧縮率を誇り、チューニングレスを謳う。
データ容量に応じて、SMALLモデル(データ格納容量8TB)、STANDARDモデル(データ格納容量8~48TB)、ENTERPRISEモデル(データ格納容量48TB以上)の3種類のモデルを用意する。価格はSMALLモデルが3300万円~。