インターフェースをチェック!
インターフェースやボタン類関連では、Dockコネクタが「Lightningコネクタ」に切り替わり、スピーカーがようやくステレオになった2点が大きな変更点だ。
本体頂部にイヤホンジャックと電源/スリープボタン、マイクがあり、本体右側面に消音/画面の向きをロックスイッチ、ボリュームスイッチ。底部にLightningコネクタとステレオスピーカーといった構成で、配列ルールは他のiPadシリーズと違いはない。また、iSightカメラ(アウトカメラ)は500万画素、FaceTime HDカメラ(インカメラ)は120万画素で、シリーズの他製品同様でLEDフラッシュは搭載していない。なお、カメラユニットについては第5世代iPod touchと同じものと思われる。
「とても軽い」の理由は、シリーズ共通の重心設計
重さについては、Wi-Fiモデルが308gで、持ち運ぶときの重さはあまり気にならない。重心設計は、iPadシリーズ共通でほぼセンターにあるため、手のひらを利用して持った場合、“とても軽い”という印象を持つ人が多いだろう。
ただし、極端に末端部を持つ……紙の本のような持ち方の写真を見るが、その場合はテコの原理も加わってだいぶ重く感じてしまう。これはサイズ的な影響が大きく、上記持ち方は6インチクラスでかつ重量が160g前後の場合に有効といったものだ。たとえば、ソニーの電子端末Readerがそれに該当する。実際に店頭で持ち比べてみると面白く感じるだろう。
タッチの感覚がちょっと固め?
すでにiPadをもっているユーザーであれば、iPad miniでフリックをしたときに「少し滑りが悪くなった」と感じるだろう。比べてみたところ、フィーリングの違いは明らかだが、だからといって操作感に違いはない。物理的なサイズが異なるための処理だと思われる。約2インチ小さくなったことで、地味に指を動かす距離が減ってしまうわけだ。これも意外にも無意識に行なってしまう部分なので、気が付くと面白い。
またタッチのレスポンスは、スペック上はiPad 2やiPhone 4Sと同様のためストレスを感じることもなく、割とキビキビ動いてくれる。メモリー容量は512MBだ。大型アプリが増えている傾向なので、長期間使ってみるとどんな印象が得られるか気になるところだ。