このページの本文へ

触ってわかった! 「iPad mini」ファーストインプレッション

2012年11月03日 19時30分更新

文● 林佑樹

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

インターフェースをチェック!

 インターフェースやボタン類関連では、Dockコネクタが「Lightningコネクタ」に切り替わり、スピーカーがようやくステレオになった2点が大きな変更点だ。

ホームボタンは直径約10mm。iPad 2が直径約11mmなので、ちょっと小さくなっているが、押しにくいことはない

ベゼルが限界まで細くなっているのも、iPad miniのポイント

 本体頂部にイヤホンジャックと電源/スリープボタン、マイクがあり、本体右側面に消音/画面の向きをロックスイッチ、ボリュームスイッチ。底部にLightningコネクタとステレオスピーカーといった構成で、配列ルールは他のiPadシリーズと違いはない。また、iSightカメラ(アウトカメラ)は500万画素、FaceTime HDカメラ(インカメラ)は120万画素で、シリーズの他製品同様でLEDフラッシュは搭載していない。なお、カメラユニットについては第5世代iPod touchと同じものと思われる。

体右側面に消音/画面の向きをロックスイッチ、ボリュームスイッチ。左側面側にはボタンや端子類はない

本体頂部にイヤホンジャックと電源/スリープボタン、マイク

底部にLightningコネクタとステレオスピーカー

「とても軽い」の理由は、シリーズ共通の重心設計

 重さについては、Wi-Fiモデルが308gで、持ち運ぶときの重さはあまり気にならない。重心設計は、iPadシリーズ共通でほぼセンターにあるため、手のひらを利用して持った場合、“とても軽い”という印象を持つ人が多いだろう。

手のひらと親指以外の指で軽くホールドした持ち方。筆者は、この持ち方が扱いやすく気に入っている

iPad mini Smart Coverを折り曲げた状態で持つのも“アリ”だ。傾斜があるため、自分の手に合わせて持ちやすい

 ただし、極端に末端部を持つ……紙の本のような持ち方の写真を見るが、その場合はテコの原理も加わってだいぶ重く感じてしまう。これはサイズ的な影響が大きく、上記持ち方は6インチクラスでかつ重量が160g前後の場合に有効といったものだ。たとえば、ソニーの電子端末Readerがそれに該当する。実際に店頭で持ち比べてみると面白く感じるだろう。

紙の本を読むように末端部をもってみたところ。この場合は、テコの原理もあってだいぶ重く感じる

タッチの感覚がちょっと固め?

 すでにiPadをもっているユーザーであれば、iPad miniでフリックをしたときに「少し滑りが悪くなった」と感じるだろう。比べてみたところ、フィーリングの違いは明らかだが、だからといって操作感に違いはない。物理的なサイズが異なるための処理だと思われる。約2インチ小さくなったことで、地味に指を動かす距離が減ってしまうわけだ。これも意外にも無意識に行なってしまう部分なので、気が付くと面白い。

 またタッチのレスポンスは、スペック上はiPad 2やiPhone 4Sと同様のためストレスを感じることもなく、割とキビキビ動いてくれる。メモリー容量は512MBだ。大型アプリが増えている傾向なので、長期間使ってみるとどんな印象が得られるか気になるところだ。

カテゴリートップへ

ASCII.jp RSS2.0 配信中