2012年11月2日午前8時、Appleのタブレット新製品「iPad mini」および「iPad Retinaディスプレイモデル」(第4世代iPad)が発売になった。
東京・銀座の直営店「Apple Store,Ginza」では、量販店などに先駆けて午前8時から販売を開始。午前7時15分の時点で約250人、発売時間の午前8時には300人以上が列を作った。
発売30分前から、アップルストアのスタッフが店内に集まって、ミーティングを開始。さらに、5分前にはスタッフ全員で記念撮影をするシーンなどが見られた。
発売1分前の午前7時59分、スタッフが店舗の扉を開き、拍手をしながら発売直前の店頭を盛り上げた。10秒前からカウントダウンがスタートし、午前8時の開店時間と同時に、拍手とハイタッチで並んでいた来店客を招き入れた。
10秒前からカウントダウンがスタートし、午前8時の開店時間と同時に、拍手とハイタッチで並んでいた来店客を招き入れた |
Wi-Fi版のみの発売であったことから、開店から約30分後には長蛇の列は解消され、午前9時時点ではすぐに入手できる状況になっていた。また、大手量販店でも同様に、iPad miniとiPad Retinaディスプレイモデルの発売が開始されている。
iPad miniは、7.9型IPS液晶ディスプレーを搭載した手のひらサイズの端末。本体サイズは、幅134.7×厚さ7.2×高さ200mm、重量は今回発売されたWi-Fiモデルで308g。
Wi-Fiモデルの価格は、ストレージ容量16GBが2万8800円、32GBが3万6800円、64GBが4万4800円。10月26日からは、オンラインのアップルストアや量販店でも予約が始まっていた。
iPad Retinaディスプレイモデルは、新CPU「A6X」や新端子「Lightningコネクタ」などを採用し高性能化を図ったモデルで、9.7型Retinaディスプレイを搭載している。Wi-Fiモデルの価格は、16GBが4万2800円、32GBが5万800円、64GBが5万8800円。
発売に並んだ多くの人たちがiPad miniを購入しており、すでにiPadを所有しているユーザーが複数台所有のために購入するといった例も目立っていた。
Appleでは、iPad miniに関して、「サイズを小さくしたからといって、何かを削ったということはひとつもない。サイズは小さいが、iPadとしての性能は何も変わらない」としている。
なお、iPad miniおよびiPad RetinaディスプレイモデルのWi-Fi+Cellularモデルは11月下旬よりソフトバンクモバイルおよびauから発売される予定(Micro-SIMカード採用)。
