モバイルPCが先陣を切った持ち歩けるIT機器は、出先やオン・ザ・ウェイで誰かと出会う機会も多く、精密機器である本体の保護やオシャレのため、個性化や差別化のために、多くの人が専用のケースを使っている。
今から20年ほど前、某社で世界最小・最軽量の乾電池駆動の1kgを切るモバイルPCの商品企画をやっていた筆者は、その小型モバイルPC用ケースの形状相談に、当時は代官山にあった「オーソドキシー」をよく訪れていた。
本来、オーソドキシーは、フルオーダーやプレタポルテの高級革製品を取り扱うお店だが、その個性的な感性と技術力をフルに活かして、最先端のモバイル機器ケースも数限りなく生み出している。単なるオシャレなケースやカバーではなく、装着することで、使い勝手やユーザーインターフェースを加速する実戦向きデザインが特長だ。
今回ご紹介するiPhoneケースにも、その変わりないコンセプトが確実に生きている。すでに筆者は、日替わりで使うiPhone用のお笑い系ケースや、過剰防衛系ケース、特殊金属フレーム系など、多くのケースを収集してきた。オーソドキシーのiPhoneケースは、これらガジェット系ケースとは明らかに一線を画する「いつまでも使う大人の日常ケース」なのだ。
一見して、その外観はiPhoneをぐるりと包み、“液晶画面保護フラップ”を差込式のベルトでホールドする、よく見かける“のり巻き式ケース”に思える。しかし、よ~く見てみると、フラップ開閉の向きが普通のiPhoneケースとはまったく逆だ。そのため、音声通話時に開いたフラップが口元でだらしなくベラベラとならない。
着信時や発信時には、開いたフラップをiPhoneの裏側まで折り返し使用する。高級な革のテンションが手のひらに心地よく、折り返し付近はぶ厚くなり、手のひらにほどよく収まる。今後の経年変化で、より手触りの良い状態に変わってゆくだろう。
フラップのスムースな折り返しは、まずiPhone本体をホールド性能の高い軽量で専用のプラスチックケースに収納し、そのケース裏側にも別のフラップを貼り付け、続いて外装ケースのスリットに深く押し込むという手間のかかる二重構造で実現している。
内蔵カメラを使っての撮影時も、この2重フラップ構造が効果的に働いて、逆向きフラップでもカバーが被写体を遮ることはない。外装フラップの中央付近にはヘッドフォンジャック用のくり抜きがあり、当然、ケースを装着したままでデジタル・オーディオ・プレーヤーとしての機能もまったく損なわない。
「戦略的衝動買い」とは?
そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。
それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。
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