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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第120回

AirPlayでiPhone内のコンテンツを外部機器で再生する技

2012年06月27日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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AirPlay対応無線LANルーターを使ってみる

 今月、「AirMac Express」がリニューアルした。Apple機器を手軽に接続できる無線LANルーターで、AirPlayに対応しているのが特徴だ。無線LANルーターにオーディオ出力端子を備えており、手持ちのスピーカーで高音質再生が可能。音楽をワイヤレスで楽しみたいユーザーにお勧めだ。

 新しい「AirMac Express」はAppleTVを白くしたようなボディで、とてもコンパクト。有線LANと電源のケーブルを接続したら、iPhoneのWi-Fi設定画面を起動。「AirMacベースステーションを設定」という項目が現れるのでタップし、画面の指示に従えば即無線LANに接続できる。無線LANルーターとしても、比類のない簡単操作なので、PCに詳しくないユーザーでも迷うことはないだろう。

 iPhoneを「AirMac Express」に接続したら準備完了。AirPlayから「○○のAirMacベースステーション」を選択すれば、「AirMac Express」に接続したスピーカーから音楽が流れ出す。

新しい「AirMac Express」。直販価格は8400円

AirMac Expressのミニプラグ端子にスピーカーを接続する

AirMac Expressの電源を入れたらiPhoneの「Wi-Fiネットワーク」を開く

ルーター接続時のパスワードを入力し、「次へ」をクリック

簡単に接続が完了する

AirPlayからAirMac Expressを選択すれば音声を出力できる

iOSとApple TVの両方でレンタル映画を視聴する

 AppleTVでは映画をレンタルできるが、ほかのデバイスに出力することはできない。ゆっくり時間が取れるなら問題ないが、iPhoneなどのiOSデバイスで続きを見たいこともあるだろう。そんな時は、iPhone側でレンタルし、テレビにはAirPlay出力する手がある。そうすれば、テレビで視聴できるし、いざという時には続きをiPhoneで再生できる。もちろん、リビングに戻ってきたら、またテレビで続きを再生することも可能。フルHD版は利用できないものの、風呂やベッドに持って行けるので、忙しい人には助かる機能だ。

映画をレンタルする

動画を再生し、AirPlayで出力する

映像がテレビに表示される。iPhone側には映像は表示されない

 AirPlayはiOSデバイスの強力なキラーコンテンツのひとつ。普段iPhoneで不満なく視聴しているとしても、大画面テレビや大出力のスピーカーで再生すれば何倍も楽しめる。一度使ったら、手放せなくなる機能だ。映像を楽しむならAppleTV、音楽を楽しむならAirMac ExpressやAirPlay対応機器が必要だが、どちらもビデオオンデマンドプレーヤーや無線LAN機器としても優れた製品。持っておいて損はないデバイスだ。iPhoneのコンテンツを外部機器で再生し、お気に入りのコンテンツをスマートに堪能してみてはどうだろうか。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。


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