富士見iPhoneクラブのメンバーが、iPhoneのちょっとした使いこなしテクを毎回紹介していく本連載。iPhone上級者なら「なにを今さら…」と思うかもしれないが、案外知らなかったり、使っていなかったりするネタもあるかもしれないぞ。
軽めの同期&バックアップはサクッとWi-Fiで!
iPhone活用の肝といえるのが「同期」。パソコンと接続して音楽ファイルやアプリのデータのやり取りをするだけでなく、不慮の事態に備えたバックアップも欠かせない。定期的な同期をしないことには、iPhoneの性能をフル活用することはできないと言っても過言ではない。
同期は通常、パソコンとiPhoneをDockケーブルで接続して行なう。しかし、毎日のようにバックアップをするとなると、そのつどiPhoneをケーブルにつないで……というのは地味におっくうだ。母艦(同期するパソコン)が離れていてケーブルが届かない、という切ない事態も考えられる。iOS 5から、iPhoneは同期中も通話やアプリの起動が可能になったのだが、ケーブルという物理的な制約が邪魔をしていたということもあるだろう。
そこで活用したい機能が、「Wi-Fi同期」だ。一度この設定を行なってしまえば、iPhoneとPCが同一のWi-Fiネットワークに接続されているときに、iPhoneの同期をワイヤレスで行なうことができる。
やり方は、まずパソコンにiPhoneを接続し、iTunesを起動。「デバイス」から接続しているiPhoneを選び、「Wi-Fi経由でこのiPhoneと同期」にチェックを入れ、「適用」をクリックする。そしてiTunesを起動すると、iPhoneがWi-Fiにつながっていれば、「デバイス」にiPhoneが表示される。そしてiPhoneの設定から「一般」→「iTunes Wi-Fi同期」→「今すぐ同期」で、そのまま同期ができてしまう。
iTunesからの同期もOK
逆に、iTunes側から同期することもできる。iTunesで「デバイス」から同期したいiPhoneを選んで右クリックから「“(※iPhoneの名前)を同期”」をクリックするか、iTunesのウィンドウ右下の「同期」をクリックすればOKだ。もちろん、PCとiPhoneが同一のWi-Fiネットワークに接続されていなくては同期できないので、しっかり確認しておこう。
注意すべき点は、やはりケーブル接続に比べて同期のスピードが遅いこと。大量or大容量の音楽ファイルやゲームアプリを同期するときは有線がおすすめ。ちなみに設定上は「iPhoneは、電源およびWi-Fiに接続されているときに、コンピューターのiTunesに自動的に同期されます」とあるが、iPhoneに電力を供給されていなくてもWi-Fi同期は可能。ただし、同期中に電源が切れないかどうかは気をつけるべし。
このテクを使っている覆面:カリーさん
自分のようにガジェットにまみれた生活をしていると、ケーブルを探してつなぐのも一苦労……。しかし、バックアップは毎日取っておきたい。Wi-Fi同期さえあれば、ベッドで寝っころがりながらでも同期ができるので捗るぞ!
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