ソニーから、サイバーショット新製品が発表された。ほとんどの機種においてセンサーと画像処理エンジンが刷新されているほか、一部の機種は望遠撮影時の手ブレ補正の強化などが行なわれている。
光学10倍のスリムデジカメ「DSC-WX100」
光学10倍ズームレンズを搭載する「DSC-WX100」(3月16日発売、予想実売価格3万円前後)は21.6mm(最薄部17.5mm)という薄型ボディを実現した高機能モデル。
ブレ検出精度を向上させた新開発のジャイロセンサーを採用することで、ズーム撮影時の手ブレをこれまで以上に防止する。フレーミング中のプレビューもブレないため、構えてからシャッターを押す瞬間までブレを感じずに撮影可能だ。
撮像素子は先日発表された「DSC-TX300V」と同じ、新開発の高解像度(1820万画素)裏面照射型CMOSセンサーを採用。
また、画像処理エンジンも今年1月に発表された「DSC-WX7」などと同じ最新のものを搭載。オート撮影機能の「プレミアムおまかせオート」でISO 12800までの感度が自動選択されるほか、特殊画像処理機能である「ピクチャエフェクト」には「水彩画調」と「イラスト調」の2種類の効果が新たに加わっている。
ファミリー向け高倍率ズーム機「DSC-HX10V」
光学16倍ズームレンズを搭載する「DSC-HX10V」(3月16日発売予定、予想実売価格3万3000円前後)は、ファミリー層向けの高倍率ズーム機。丸みを帯びたデザインを採用しており、カラーバリエーションには主婦層に人気のホワイトとレッドを用意する。
DSC-WX100と同じく1820万画素の裏面照射型CMOSセンサーや新開発のジャイロセンサーを使用した手ブレ補正機能、ISO 12800まで設定可能な新画像処理エンジンを搭載し、ピクチャエフェクトにおいても水彩画調とイラスト調の使用が可能だ。
さらに本機はGPSを内蔵しており、電源オフ時でもログを記録する機能を搭載する。
コンパクトなこだわりモデル「DSC-HX30V」
光学20倍ズームレンズを搭載する「DSC-HX30V」(3月16日発売予定、予想実売価格は4万5000円前後)は、自社開発のレンズを搭載するなど画質にこだわったモデル。
電子水準器の表示が可能なほか、カスタマイズしたお気に入りの設定を呼び出せるカスタムボタン&メモリーリコール機能を搭載する。
また、無線LAN機能も内蔵しており、スマホやPCなどに画像を直接送信することが可能だ。
動画撮影機能では、プログレッシブのフルHD(1080/60p)撮影が可能なほか、回転方向に対応したビデオカメラ向け手ブレ補正「アクティブモード」にも対応する。
撮像素子や手ブレ補正、画像処理エンジンはDSC-WX100などと同じ最新のものを採用しており、スペック的にも同じ。さらに本機もログ機能付きのGPSを内蔵している。