12月6日、セキュアスカイ・テクノロジー(SST)は、各企業が実施したWebアプリケーション脆弱性検査により発見された脆弱性に対する攻撃を防御できるよう、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)サービス「Scutum(スキュータム)」をカスタマイズするサービス「Scutumケア」を発表した。通常価格は50万円だが、2012年3月末まで無償で提供する。
Webサイトの脆弱性診断を実施した結果、問題が見つかったにも関わらず修正が行なえず、修正のめどが立たないまま公開を続けるWebサイトが多数存在する。この背景には、改修費用が高額、開発業者が音信不通、さらにオープンソースソフトウェアをベースに開発したため、それ自体をバージョンアップする必要があるが、費用や手間が甚大でなかなか手が出ないなどといった理由があるという。
こうした状況に対処すべく、セキュアスカイ・テクノロジーではユーザーのWebサイトの診断結果を調査し、Scutumにて対応可能な脆弱性に対する攻撃を防御できるようにカスタマイズを行なう。カスタマイズしたScutumを導入することにより、既知の脆弱性の大半が無害化され、安心してWebサイトを公開することが可能となるという。