「GeForce GTX 580」を搭載、「バトルフィールド 3」を極めるモデル
TSUKUMO「G-GEAR GA7J-G35/ZS」
編集部おすすめPCの1台目は、TSUKUMOのBTO「G-GEAR」シリーズの「GA7J-G35/ZS」だ。基本スペックの充実だけでなく、素性のいいパーツで固められ、安定動作にも力が入っている。「バトルフィールド 3」をとことん極めたい人にぴったりのPCに仕上がっている。
G-GEAR GA7J-G35/ZS(評価機構成) | |
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CPU | Intel Core i7-2600(3.4GHz) |
メモリ | PC3-10600 DDR3 8GB(4GB×2) |
ビデオカード | NVIDIA GeForce GTX 580 (1536MB) |
ストレージ | SATA3 2TB HDD |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
電源 | Topower製 700W (80PLUS BRONZE対応) |
サイズ | 190(W)×475(D)×435(H)mm |
OS | Windows 7 Home Premium SP1 (32bit/64bit) |
価格 | 12万9980円 |
CPUはCore i7-2600を採用。常用範囲で3.4GHz、Turbo Boost時には4.2GHzまで回るので、ゲームに限らずどんな用途にも使えるCPUだ。性能の割に省電力性が高いのもポイント。カスタマイズすることで最新のCore i7-2700Kなど、さらに上位のCPUに変更することも可能だ。
ビデオカードのGeForce GTX 580は、シングルGPUとしては最速レベル。登場自体は2010年末だが、いまだにハイエンドGPUとして君臨しているコアゲーマー定番のモデルで、単体購入だと4~5万円。「バトルフィールド 3」の画質設定をUltraにしても30fpsで遊べるパワフルさだ(1920×1080ドット)。
消費電力が高いGeForce GTX 580を安定動作させるため、電源はTopower製の700W。80PLUS BRONZEに対応する製品で、やはり単体で購入するとそれなりの価格になる。PCトータルの価格を12万円台に収めているのはかなり努力していると思う。
ケースもATX対応としてはよく練られており、幅が190mm、高さが435mm、奥行き475mmとかなりコンパクトに仕上がっている。奥行きがなくなると大型のビデオカードは入りにくいことが多いが、HDD搭載スペースを上手に処理してあり、全長270mmクラスのビデオカードの対応を可能としている。
HDD搭載はスクリューレスのマウンターを採用し、増設も容易にできる。フロントパネル上部には、ちょっとした小物を置くための滑り止めもあって、これがなかなか使いやすい。SDカードやネジ類を置くにはかなり有効に使えるだろう。
チップセットにZ68を採用
高負荷にも耐えられる余裕のあるパーツ構成がウリ
マザーボードにASUSeK製の「P8Z68-V」を採用するのも見逃せないポイント。Z68を採用する最新マザーで、SSDの領域の一部をHDDのキャッシュとして運用できる「Intel Smart Response Technlogy」にも対応する。後々、カスタマイズして性能を上げていくことが容易にできるのが嬉しい。
アップグレードも視野に入れたPC購入を考えているなら、真っ先におすすめできる1台。高負荷にも耐えられる余裕のあるパーツ構成なので、マザーボードや電源の交換を考えずにいろいろなパーツを試すことができるだろう。
2011年11月9日追記
記事掲載後に、ツクモから「バトルフィールド 3」推奨モデルに認定された「G-GEAR バトルフィールド3 推奨スペックモデル」が発表された。発売日は11月9日で、価格は10万6980円。
前述の「G-GEAR GA7J-G35/ZS」との変更点は以下の通りだ。
- マザーボード(チップセット):Intel Z68 Express → Intel H67 Express
- グラフィック:GeForce GTX 580 → GeForce GTX 570
- HDD容量:2TB → 1TB
「バトルフィールド 3」のソフトは同梱されていないので別途購入する必要があるが、同ゲームをプレイするなら、メーカー公認の推奨モデルを選ぶというのも確実だ。先着200台限定で「バトルフィールド 3」仕様の特製マウスパッドとステッカーセットが付属する点も見逃せない。
(次ページへ続く)