既報の通り、イー・モバイルが「Sony Ericsson mini」の新製品発表会を開催した。端末の詳細は別記事で紹介するが、ここでは新しい料金体系とその発表会の様子についてレポートする。
まず、イー・モバイル オンラインストアでのSony Ericsson miniの価格は、ベーシックで3万9800円、シンプルにねん適用で2万9840円、シンプルにねん+アシスト1200で100円となる。シンプルにねんでの月額基本使用料は4580円、シンプルにねん+アシスト1200では5780円となる。
また、電話サービスの割引サービス「月額割」を11月1日より開始する(受付開始は10月28日)。これは音声端末の購入時に「スマートプラン」または「スマートプランライト」で「シンプルにねん」の契約を行ない、さらにオプションサービスで「EMnet」を指定することで、月額料金が割引される、というもの。
割引価格は、スマートプランが最大1100円(アシスト月額料を含む基本使用料と通話定額オプションの月額使用料)、スマートプランライトが最大600円(無料通話分を超えたパケット通信料と通話定額オプション月額料)となり、割引適用期間は新規契約で最大25ヵ月、機種変更で最大24ヵ月となる。
スマートプランで通話定額オプションに加入している場合、1回あたり10分以上の通話やひと月あたり301回目以降の通話については割引対象外になる。
この月額割について、機種変更を推進するキャンペーンも展開する。今年11月1日から来年5月31日までに機種変更で月額割を利用する場合、それまでに交わしていた契約の解除料金を最大1万円割り引く。
さらに2つの新サービスについての発表も行なわれた。1つは公衆無線LANサービス「EM Wi-Fi SPOT by エコネクト」。全国1万5200ヵ所にある「エコネクトWi-Fi」のアクセスポイントを月額380円で利用できる。
もう1つは「EMセキュリティ for Android powered by Symantec」。シマンテックの「ノートン モバイル セキュリティ」を月額315円で利用できるサービス。ウィルスやマルウェア対策はもちろん、遠隔ロックやデータ消去、位置特定、電話着信やSNS受信の拒否などの機能も利用できる。
どちらも10月28日から提供開始だ。
“Xperia”と“Sony Ericsson mini”
日本では明らかにコンセプトの違う端末
発表会で登壇したイー・アクセスの執行役員副社長の阿部基成氏は、グローバル展開の“Xperia”ブランドを使わなかった理由について「日本では明らかにコンセプトが違う端末」だと発言。
今回の端末についてはデータ通信に重きを置いており、「Pocket WiFi」(テザリング)機能と本体のコンパクトさにおいて「電話会社のスマホとは違う」ことを強調した。
続いて登壇したSony Ericsson Mobile Communications社でビジネスプロダクトラインを担当するグレッグ・バーナー氏は、「(Sony Ericsson miniを)イー・モバイルで発表することができ、全員胸を躍らせている」と語った。 」
また、同社の使命について「コミュニケーションエンターテイメントの分野でリーダーになること」であり、Sony Ericsson miniについては「Androidの世界とソニーの世界をつなぐ」ものだと説明した。
なお、ソニーとエリクソンの合弁解消については「噂や憶測についてはコメントは控えたい」とした。
