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「iPhone 4S」はデュアルコアCPU「A5」搭載、2倍の高速化

2011年10月05日 05時50分更新

文● ASCII.jp編集部

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 米アップルは4日(米国時間)、新型スマートフォン「iPhone 4S」を発表した。日本での発売は10月14日午前8時予定で、予約は10月7日から。メモリー容量が16/32/64GBと異なる3モデルが用意されており、米国における価格は16GBが199ドル、32GBが299ドル、64GBが399ドル。iPhone 4は継続販売され、8GBモデルが価格99ドル、16GBモデルが199ドルとなっている。また、8GBモデルのiPhone 3GSが価格無料で販売される(価格は、すべて2年契約の場合)。

「iPhone 4S」ブラックおよびホワイト

 iPhone 4Sでは、新CPUとしてデュアルコアの「A5」を採用。従来モデルに比べ2倍のパフォーマンスを実現、デュアルコアグラフィックス機能により描画性能が7倍高速化しているという。

 また、背面カメラの性能が向上。背面のカメラは800万画素で、5枚のレンズを採用。撮影にかかる動作も高速化されたほか、顔検出機能なども搭載している。またビデオ撮影機能では、1080pのHDビデオ(30fps)をサポート、ノイズリダクションも利用できる。

 このほか、メールへの文字入力や検索などに利用できる音声認識機能「Siri」を採用。当初は英語、フランス語、ドイツ語のみサポートし、順次対応言語を増やすとしている。

 OSとしては、6月に発表済みの「iOS 5」を搭載(関連記事)。iOS 5では、タブ表示機能搭載のウェブブラウザーを採用するほか、Twitter連携機能、通知メッセージを画面上部にまとめて表示する「通知センター」機能、ユーザー同士がテキストメッセージ/写真/動画/位置情報/住所録をやり取りできる「iMessage」機能などをサポート。電子新聞/雑誌閲覧用アプリ「Newsstand」も用意される。アップルのクラウドサービス「iCloud」にも対応する(関連記事)。

 3.5型のIPS液晶「Retinaディスプレイ」は、従来通り解像度640×960ドット(326ppi)。センサー類は、加速度/近接/環境光/3軸ジャイロスコープを搭載。無線機能は、IEEE 802.11b/g/n、Bluetooth 4.0に対応している。

 バッテリー駆動時間は、通話が3Gで最大8時間、インターネット利用が3Gで最大6時間/無線LANで最大9時間、ビデオ再生が最大10時間、オーディオ再生が最大40時間。本体サイズは横幅58.6×縦115.2×厚さ9.3mmで、重量は140g。


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