9月5日、日本ヒューレット・パッカードは顧客に対するブリーフィングやデモンストレーション、アセスメントなどのプログラムを提供するための施設「Executive Briefing Center」を開設した。
見て納得、さわって納得のデモ&ブリーフィング施設
Exective Briefing Center(以下、EBC)は都内にあるHP大島本社に開設され、総面積は1,048㎡になる。2フロアに渡り、デモンストレーションルーム12室、ワークショップルーム1室、最新ハードウェア製品が搭載されたラック22本を収納できるマシンルームなどから構成されている。
1階のエントランスエリアには60インチ9面の大型ディスプレイやマルチタッチテーブルなどが提供されている。
2階にはデモンストレーションルームのほか、ワークショップルームも用意されている。ここでいうワークショップは、レガシーアプリケーションの最新環境への移行(モダニゼーション)などのプランを、系統立てて整理し、顧客と構築するというもの。IT担当者だけではなく、経理やビジネス面での担当者などが同席し、電話もとらずに1日かけて作り上げるという。
ESSNプリセールス統括本部 統括本部長 山口浩直氏は、こうした施設が設置された背景として、クラウドをはじめとした選択肢の多様化により、考慮すべき要素が複雑化しているという現状を説明。ビジネス課題の整理や課題解決方針の策定や具現化などを進めることで、EBCが経営層が抱えるビジネス課題を解決するためIT変革の起点になるとアピールした。
また、オンプレミスとクラウドを最適化した形で提供するHPの「ハイブリッドデリバリ」のメリットを実感するためのデモを用意しており、「EBCに来ていただければ、最新の製品や最先端のテクノロジーを体感いただける」(山口氏)としている。さらに、同社はグローバルにおいて50カ所のブリーフィングセンターを持っており、これらとの連携が可能になっているのも大きなメリットだという。