7月27日に光学30倍ズーム機「FinePix S4000」を発表した富士フイルムから、今度は超解像処理で30倍ズームが可能なコンパクトデジタルカメラ「FinePix F600EXR」が発表された。発売は9月の予定で、予想実売価格は4万円前後となる。
24~360mmの光学15倍ズームレンズを搭載するのは従来機の「F550EXR」と同じだが、新たに“超解像技術”を採用し、解像感を落とさずに30倍ズーム(720mm相当)を可能とした。
本体サイズは幅103.5×奥行き32.6×高さ59.2mm、撮影時重量は約215g。ちなみに、S4000の奥行きが99.8mmだったので約3分の1の薄さで同じ倍率のズームが使えることになる。
撮像素子は、F550EXRと同じ「EXR CMOS」センサー(1/2型、1600万画素)を採用。オート撮影機能である「プレミアム EXR AUTO」も同様に利用できるが、F550EXRは49パターンのモードから最適な撮影モードを選択するのに対し、F600EXRは99パターンから選択するようになった。
GPSを内蔵する点もF550EXRと同様だが、F600EXRは新たに「ARランドマークナビ」機能を搭載した。撮影時の位置情報を本体内蔵の約100万件のランドマーク情報と照らし合わせて、最寄りのスポットを表示。現在地から最寄りスポットまでの距離や方向を簡単に確認できる。
