このページの本文へ

Webコンテンツの発注とディレクションのポイント

2011年09月05日 11時00分更新

文●高橋 仁/クロスコ

  • この記事をはてなブックマークに追加
本文印刷
web-keyword

 Webサイトは、写真やイラスト、テキストなどさまざまなコンテンツによって構成されています。コンテンツの素材は、クライアントから支給されることもありますが、制作会社が手配する場合もあります。

 制作会社が素材を手配する場合、Webディレクターは、写真ならカメラマンに、テキストならコピーライターに、といった具合に、それぞれ専門のスタッフに依頼します。専門スキルを持つスタッフは、Webだけではなくテレビや雑誌など多様なメディアの仕事をしており、得意・不得意なジャンルや報酬のレベルはさまざまです。予算と内容に応じて適切なスタッフに依頼できるよう、日頃からなるべく幅広い人脈を築いておきましょう。

依頼内容と納期を明確に

 コンテンツ制作をスムーズに進めるには、ディレクターによるスケジュール、品質、コストの管理が欠かせません。

 Webディレクターは、プランナーとともに全体のプランに沿ってコンテンツの内容を決定し、必要な素材をリストアップしてそれぞれの専門スタッフに制作を依頼します。案件によっては、企画段階の打ち合わせから専門スタッフにも参加してもらい、アイデアや意見を出してもらう場合もあります。

 発注時は、依頼内容と納期を明確にし、各スタッフにできるだけ具体的に伝えます。写真やイラストであれば使用サイズやカット数、テキストであれば文字数や文言表記のルールを提示し、加工方法を考慮してファイル形式や納品形態も取り決めておきましょう。なお、画像や動画ファイルの詳細な仕様は、カメラマンとデザイナーなど制作スタッフ同士で直接やりとりした方がよい場合もあります。

後工程を意識したスケジュール管理

 コンテンツ制作のスケジュール管理では、後工程を意識して計画を立てること重要です。特に、プログラムとの連携が必要なWebサイトのように工程が複雑なケースでは、素材の遅れが全体の進行に大きな影響を与えるので、十分な余裕を持ってスケジュールを組み立てる必要があります。また、テキストやイラストは納品後、クライアントのチェックによって修正を要求される場合もあります。修正にかかる時間もあらかじめ見込んで納期を設定すると、全体の進行の遅れを防げます。

 コストの管理もディレクターにとって重要な仕事です。発注時には点数あたりの金額と仕様を定め、受発注契約を交わします。当初の発注内容から変更があった場合は即座に交渉し、作業後に金額に関するトラブルが起きないようにしましょう。

著者:クロスコ

クロスコは、映像技術とコミュニケーション支援のサービスドメインを持ち、Webサイト、動画・映像などを組み合わせたクロスメディアプロモー ションを、ワンストップで実現してきました。アナログ停波後のデジタルメディアの多様化、ソーシャルメディアのコミュニケーションにも先立って対応 し、あらゆるタイプのマルチデバイス、マルチスクリーンのコンテンツの制作・開発・サービス提供を行なっています。こうした先進のノウハウにより企 業の皆様にこれから必用とされる新しいコミュニケーションの形を、戦略からご提案・提供してまいります。

■関連サイト

書影

書籍版は、企画・設計・制作・運用など、Webディレクション業務の大まかな流れに沿って構成。最新情報を盛り込み、書き下ろしのコラムや用語集も収録しました。ずっしり重い1030g、厚さ19.5mmで、苦手分野を穴埋めしたい新米Webディレクターや、これからWebディレクターを目指す方におすすめの1冊です。

Webディレクション標準スキル152

本体 4,280円+税、AB判392ページ(オール4色刷)
ISBN:978-4-04-868746-1

Amazon.co.jpで買う 楽天ブックスで買う

この連載の記事

一覧へ
Web Professionalトップページバナー

この記事の編集者は以下の記事をオススメしています

ASCII.jp会員サービス 週刊Web Professional登録

Webディレクター江口明日香が行く