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HTML/CSSとJavaScriptでMac OS XのDashboardウィジェット(ミニアプリ)を作る連載。前回は、単純にHTMLで文字を表示するだけのウィジェットを作成しました。今回はちょっとしたテキストをすぐに入力してメモとして残せる「メモウィジェット」を作ってみましょう。
メモ機能を持ったDashboardウィジェットはいくつかあり、標準でも「スティッキーズ」が用意されています。
ただ、スティッキーズには文字数制限があり、あまり長い文字を入力できません。そこで、今回はHTMLのフォームを使って、文字数制限のない「クイックメモ」ウィジェットを作ります。メモと一緒に更新日時も表示し、同じような内容でもどれが最新なのか、すぐに分かるようにします。
ウィジェット作成の準備
さっそくウィジェットの作成にとりかかりましょう。Widgetsフォルダ内に「クイックメモ」フォルダを作成します。
フォルダを作成したら必要なファイルをフォルダ内に入れます。今回はHTMLに加えて、CSSとJavaScriptファイルが必要なので、以下の6つのファイルをフォルダ内に用意します。
- Default.png
- 起動画面と背景画像(共用)
- Icon.png
- ウィジェットのアイコン
- Info.plist
- プロパティリストファイル
- main.css
- CSSファイル
- main.html
- HTMLファイル
- main.js
- JavaScriptファイル
ファイルを入れたらクイックメモフォルダに拡張子.wdgtを追加し、ウィジェットとして動作するようにします。以上で準備完了です。