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HTML5/CSS3で作るスマートフォンサイトの基本 (1/5)

2010年09月21日 10時00分更新

文●たにぐちまこと/H2O Space.

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 スマートフォンサイトのサイト設計、画面設計に続き、今回はデザインとHTML/CSSの制作です。前回作成したワイヤーフレームをもとにデザインカンプを作成し、HTML/CSSをコーディングしていきます。

前回作成したスマートフォンサイトのワイヤーフレーム。今回はこのワイヤーフレームからデザインを制作、HTML/CSSをコーディングする

Photoshopでデザインカンプを作成する

 最初に、グラフィックソフトを利用してデザインカンプを作成します。今回はPhotoshop CS5を使いましたが、FireworksやIllustratorなど使い慣れたツールで構いません。

 デザインにあたっては、スマートフォンのブラウザーの画面領域を定義したテンプレートを用意してからデザインパーツを作成、配置していきます。画面領域はサイズを測ってガイドを引いてもよいですが、本連載の第5回で紹介したデザインテンプレートを利用するのが手軽です。

Photoshop用のデザインテンプレート「iPhone 4 GUI PSD (Retina Display)」。ブラウザー枠や標準的なUIパーツなどの画像が1枚のPSDファイルに揃っている

 iPhone 4 GUI PSDにはさまざまなパーツが1枚のPSDファイルにまとめられています。ダウンロードしたPSDファイルをPhotoshopで開いて、最初に必要なパーツ(右側にあるiPhone 4の端末イメージ)だけを新しいファイルにコピーしましょう。レイヤーリストにある「iPhone 4」というグループを右クリックして、「グループを複製」を選びます。

図7-1-1

iPhone 4のレイヤーグループを選択して「グループを複製」を選択する

 保存先のドキュメントに「新規」を選択すると、レイヤーグループだけをコピーしたドキュメントが作成されます。

図7-1-2

保存先を「新規」に設定する

図7-1-3

新しいドキュメントが作成され、iPhone 4の端末イメージだけが複製される

 iPhone 4 GUI PSDはiPhone 4の画面解像度(640×960ピクセル)を前提に作成されているので、3GS以前(320×480ピクセル)用のサイトを作るには半分のサイズにする必要があります。[イメージ][画像解像度]メニューから、大きさを50%に設定しましょう。

図7-1-4

iPhone 4 GUI PSDはiPhone 4用なのでサイズを50%に変更する

 以降の作業をしやすくするため、余計なレイヤーを削除または非表示にしたら準備は完了です。このファイルをテンプレートとして保存しておき、デザインカンプのベースに利用するとよいでしょう。

図7-1-5

シャドウ(Shadow)や映り込み(Reflection)などのレイヤーは不要なので非表示にする

 あとは、このテンプレートの中に今回のサイトのデザイン要素を配置していきます。必要に応じてiPhone 4 GUI PSDからiPhoneのパーツ類をコピーして利用すると、標準パーツなどは楽に作れます。また、作業中にiPhoneの枠を外した状態を確認したり、カンプ完成後に画像をスライスしたりしやすいように、パーツのレイヤーは分けて作成しておきましょう。

 こうして完成したデザインカンプが以下の画面です。前回作成したワイヤーフレームと同様、ページの一部がiPhoneの枠からはみ出ていますが、制作上は特に問題ありません。

図7-1-6

完成したデザインカンプ

 画面上部のボタンは、iPhone 4 GUI PSDに含まれるボタンの色合いを変更して利用しました。すでにデザインされた部品を再利用することで、適切な大きさのボタンを簡単に作成できます。

図7-1-7

ボタンはiPhone 4 GUI PSDのボタンを流用して作成した

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