NECは8日、ノートパソコン「LaVie」、デスクトップパソコン「VALUESTAR」シリーズの夏モデル第2弾となる新製品を発表した。ハードウェア的には4月に発表された夏モデル第1弾の基本性能をやや強化したモデルが中心で、プレインストールのOfficeスイートがOffice 2010に変更された「Office 2010搭載モデル」となっている(エディションはシリーズにより異なる。Office 2010のエディションの違いについては関連記事参照)。店頭販売モデルの価格は、全機種オープンプライス。
上位機種はCore i3搭載でパワーアップ
LaVie Mシリーズ
低価格モバイルノートの「LaVie M」シリーズ新製品では、最上位機種「LM550/BS6」に超低電圧版のCore i3-330UM(1.20GHz)を搭載。Core 2 Duoを搭載するCULVノートと比べて、最新CPUアーキテクチャーによる性能向上を実現している。
Celeron SU2300(1.20GHz)搭載の下位機種には、地上/BS/110度CSデジタル放送の3波に対応する無線テレビチューナーユニット「ワイヤレスTVデジタル」を同梱したテレビモデルもラインナップされている(関連記事)。本体色には、「グロスホワイト」「グロスブラック」「グロスレッド」の3色のカラーバリエーションが用意されている。
ラインナップと主な仕様は以下のとおり。
製品名 | 液晶サイズ | CPU | HDD | TV |
---|---|---|---|---|
LM550/BS6 | 13.3型 1366×768 | Core i3-300UM 1.20GHz | 320GB | - |
LM370/BS6 | Celeron SU2300 1.20GHz | 付属 | ||
LM350/BS6 | - |
ディスプレーは13.3型ワイドサイズで、解像度は1366×768ドット。バッテリー駆動時間は最大約5時間で、重さは約1.79kg(いずれもLM550の場合)。機種ごとに無線通信機能が異なり、LM550はIEEE 802.11a/b/g/nとモバイルWiMAX、LM370はIEEE 802.11a/b/g/n、LM350はIEEE 802.11b/g/nを内蔵する。
搭載OSはWindows 7 Home Premium 64bit版で、Office Personal 2010をプレインストールしている。予想実売価格はLM550が12万円前後、LM370が12万5000円前後、LM350が10万円前後。発売時期はLM550/350が6月中旬、LM370のみ6月下旬の予定。
LaVie Light
ネットブックの「LaVie Light」シリーズは、全機種がモバイルWiMAXとAtom N470を搭載した4月モデルをベースに、搭載するOfficeソフトをOffice 2010に変更した新製品にモデルチェンジした。
搭載するOffice 2010のエディションは、搭載OSがWindows 7 Home Premiumの上位機種「BL550/BS6」がOffice Personal 2010、OSがWindows 7 Starterの「BL350/BW6」がOffice Personal 2010 2年間ライセンス版となっている。ラインナップと主な仕様は以下のとおり。
製品名 | 液晶サイズ | CPU | HDD | Office |
---|---|---|---|---|
BL550/BS6 | 10.1型 1366×768 | Atom N470 1.83GHz | 320GB | Office Personal 2010 |
BL350/BW6 | 10.1型 1024×600 | 250GB | Office Personal 2010 2年版 |
ハードウェアやホームサーバー「Lui」のクライアント機能の標準搭載などに変更はない。大容量バッテリーを標準搭載するBL550は、重さ約1.36kg、バッテリー駆動時間は最大約8.4時間となっている。
予想実売価格はBL550が8万5000円前後、BL350が7万円前後。発売時期は6月中旬の予定。