このページの本文へ

消費電力の履歴を画面上に表示する機能も提供

環境配慮を充実させたNECの新ビジネスPC

2010年05月12日 06時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 5月11日、NECはビジネス向けデスクトップ・ノートパソコン計8タイプ24モデルのラインアップを一新し、同日より販売を開始すると発表した。その中からおもなタイプを3種類紹介する。

「VersaPro UltraLite タイプVC」

 「VersaPro UltraLite タイプVC」は、Core i7-620UM(1.06GHz)を搭載するモバイルノートPC。前モデルと比べて約1.7倍の高速化を実現しつつ、リチウムイオン(M)使用時のバッテリー駆動時間が約8時間(JEITA 1.0測定基準、以下同)、リチウムイオン(L)使用時では約12.4時間と、長時間駆動を実現した。

 さらに、耐圧150kgf、76cmの落下テストをクリアし、防滴キーボードを採用するなど堅牢性にも配慮している。本体サイズは、幅283×奥行き210×高さ29.8mm(最薄部は25mm)で、重量は約868g。直販価格は24万8000円からとなる。

「VersaPro タイプVX」

 ノートパソコンの「VersaPro タイプVX」は、CPUとして新たにCore i5-520M(2.40GHz)を採用した。また、ユーザーの省エネ意識を高めることを目的に、消費電力量の履歴を画面上に表示する機能を搭載している。

 官公・自治体・学校向けとして、Core i3-350M(2.26GHz)を採用することでコストパフォーマンスを高めたモデルも提供する。本体サイズは、幅378×奥行き266×高さ40.5mmで、重量は約2.7kg。直販価格は、Core i5搭載モデルで16万2500円から、Core i3搭載モデルで14万8500円からとなる。

「Mate タイプMB」

 デスクトップPCの「Mate タイプMB」では、Core i5とCore i3を採用した。また、省電力設定を簡単に切り替えられる「ECOモード設定ツール」を搭載し、BTOにて選択可能な液晶ディスプレイと組み合わせると、同ツールからディスプレイ輝度の制御も可能となる。さらに、BTOにてマルチディスプレイを構築することもできる。

 本体サイズは、幅98×奥行き385×高さ343mmで、縦置き時に固定脚を装着すると幅は220mmになる。重量は約8.8kg。直販価格は、Core i5-650(3.20GHz)搭載モデルで13万3000円から。

 以上のように、今回の新製品の特徴は、CPUとしてCore iシリーズの採用による高性能化が中心だ。また、消費電力の履歴を画面上に表示できる機能の搭載や、7タイプ22モデルで国際的省エネルギー制度である「国際エネルギースタープログラム」へ対応するなど、環境に配慮したモデルも充実させている。

 なお、全モデルでWindows 7 Professionalをプリインストールするとともに、Windows XP Proへのダウングレード構成にも対応する。全製品のラインアップと概要は下記の表を参照のこと。

新製品の機能対応表
シリーズ名 VersaPro Mate
本体形状 ノートPC モバイルノート スリムタワー 一体型 Jシリーズ専用スリムタワー
タイプ タイプVX タイプVA UltraLite タイプVC タイプME タイプMB タイプMA タイプMG タイプML
モデル数 3 3 1 5 3 3 4 2
Windows 7 Professional搭載
XPへのダウングレード対応
Core i7搭載 - - 1モデル - - - -
Core i5搭載 1モデル - - 3モデル 2モデル - - 1モデル
Core i3搭載 1モデル - - 1モデル 1モデル - - 1モデル
国際エネルギースタープログラム -
消費電力量の表示 - - - - -

■関連サイト

カテゴリートップへ

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ