Windows XP以降のWindows OSで使えるデフォルトのウェブブラウザー「Internet Exploler 8」(IE8)。昨今、すでに次期バージョン「9」の予想図もチラホラと公開されるようになってきてはいるが、まだしばらくは8が現役最新でありつづけるはずだ。
とはいえ、2009年3月末にIE8が登場してからもう1年が過ぎた。そろそろなじんできたというか、新鮮味を感じなくなってしまっている人もいるのではないだろうか。もっと便利で刺激的な機能が欲しいと感じている人もいるのではないだろうか。
そんな御仁にぜひ思い出してもらいたいのが拡張機能「アドオン」の存在だ。そう、FirefoxやGoogle Chromeだけではなく、IE8にもアドオンはあるのである。大雑把に言ってIE8のアドオンは以下の4種類に分けられている。
■ インストールプログラム系: 特にインストーラーを使ったプログラムのインストールを伴うものを指す。高機能な物が多い。ツールバーも含まれる。
■ 検索プロバイダー: 検索窓のメニューにビルトイン(組み込まれる)される。検索エンジン、ショッピング、オークション系サイトに対応したものが多い。
■ アクセラレーター: 選択したテキストを使って検索サービスを呼び出す。
■ ウェブスライス: フィードを活用した新着情報収集機能。
それではさっそく、それらのアドオンを「実用・便利」「音楽・写真・動画」「ショッピング」「辞典・辞書」「地図・乗換」の5大ジャンルに分けて紹介していこう。
実用・便利系
まずはプログラムのインストールを伴う高機能なアドオンを紹介する。おすすめは4種類のブラウザーに対応したブックマーク同期ツール「Xmarks」。何か変わったものを試してみたいという人にはどんなサイトにもコメントを残せる「ReframeIt」をおすすめしたい。それではさっそく見ていこう。
■ Xmarks
ブックマークの同期が出来る。Internet Explorerだけでなく、FirefoxやGoogle Chrome、Safariにも対応している。Firefox版はサイトのパスワード情報の同期も可能だが、IE版を含め他のブラウザーは出来ない。
ウェブサイトの安全性をチェック出来る。いま開いているサイトはもちろん、ダウンロードファイルの安全性も確認できる。また、検索エンジンの検索結果末尾に安全かどうかが一目で分かるアイコンを追加で表示する。
ブラウザー上に表示された上場企業名や証券コード名をもとに、インターネット上で提供されているプレスリリースを調べられる。リリース本文を見るには、ポップアップ画面を開き、プレスリリースへのリンクがあるJPubbのページをクリック。
ドラッグ操作で領域を選択し、スクリーンショットを撮るアドオン。撮影した画像はクリップボードへのコピー、ローカルフォルダへの保存、また専用のアップロードサイトに直接上げることも出来る。TwitterやFacebookへの直接投稿も可能だ。画像を保存する前に、ウェブベースの画像編集ソフトを使って加工することも出来る。
好きなウェブページに「コメント」を残せるアドオン。利用にはユーザー登録か、FacebookやTwitterなどOpenID対応のアカウントが必要。コメントはTwitterなどのソーシャルサービスにも転載でき、内容はIE以外のブラウザーから見られる。