3月21日、スタートフォースはWeb仮想デスクトップ「StartForce Enterprise」の最新版2.3でマイクロソフトのOffice 2007を利用できる「MS-Officeオプション」を追加した。
StartForce EnterpriseはWebブラウザ上で仮想OSやアプリケーションを利用できる「Webデスクトップ」サービスで、画面転送型のシンクライアントと異なり、Ajaxを用いてすべてWebブラウザ用でGUIを実現するという特徴がある。キャッシュ等がPCにも残らないのでセキュリティも高く、モバイル環境での利用も容易となっている。
StartForce Enterpriseでは、今までアプリケーションとしてメールやIM、ファイル共有などが利用できたが、オフィススイートはKingsoftのマイクロソフト互換製品のみであった。今回のMS-Officeオプションの追加により、WordやExcel、PowerPointなどが、Webデスクトップ上でそのまま利用できることようになる。その他、新バージョンの2.3ではOpenOffice.Orgオプションも追加したほか、Twitter連携、ファイル検索の強化、ショートカットキー対応など機能も大きく底上げされたという。
StartForce Enterpriseの価格は1ユーザーあたり2100円(税込)で、MS-Officeオプションは1ユーザーあたり3150円になる。