新CPU搭載の新製品ノート特集の第2回では、Core i7/5を搭載してパワーアップした地デジ対応のテレビノート新製品を紹介しよう。
各社の新製品を見比べてみると、テレビ視聴・録画自体の機能に大きな変更はないが、CPUやグラフィックス機能(GPU)が世代交代したことによる、パソコンとしての性能強化を図った製品が主流となっているようだ。ディスプレーにフルHD解像度のパネルを採用したものが増えたり、色再現性に優れたLEDバックライトを採用した製品が増えてきたのも、その流れの一例と言えよう。テレビ視聴と録画、BDへの書き出しは当たり前で、加えてどういう付加価値、独自機能を持たせるかが難しいポイントとなっている。
CPUの高速化はテレビ視聴・録画ソフトの操作をよりスムーズにするのに役立つし、ながら見視聴しながらほかのアプリケーションを操作する際のスムーズさにも貢献する。新CPUだからといってパソコン本体の値段が大きく上がっているわけでもないので、性能が向上した分、お買い得感は増していると言えそうだ。
また、以下の4製品のうち、ソニー「VAIO F」と富士通「BIBLO NW」は、ディスクリート(独立)GPUも搭載して、グラフィックス性能も優れたノートとなっている。ノート1台であらゆるデジタルエンターテイメントを楽しめるという点では、これらは魅力的な製品である。
dynabook Qosmio V V65/88L
東芝(製品情報)
ディスプレー:15.6型 1366×768ドット
価格:オープンプライス
(予想実売価格:19万円台半ば)
発売時期:1月29日予定
映像処理プロセッサー「SpursEngine」を積んだハイエンドQosmioの機能を、20万円未満に落とし込んだ高性能テレビノート。
VAIO F VPCF119FJ/BI
ソニー(製品情報)
ディスプレー:16.4型 フルHD
価格:オープンプライス
(予想実売価格:24万円前後)
発売時期:発売中
Adobe RGBカバー率100%のフルHD液晶ディスプレーを備えるテレビノート。Core i7とGeForce GT 330Mを搭載するなど高性能も魅力。
LaVie L LL870/WG
NEC(製品情報)
ディスプレー:16型 フルHD
価格:オープンプライス
(予想実売価格:20万5000円前後)
発売時期:発売中
無線LAN経由でテレビが見られるチューナーユニットを同梱したテレビノート。16型サイズながら、高精細なフルHD解像度のディスプレーを備える。
FMV-BIBLO NW NW/G90T
富士通(製品情報)
ディスプレー:18型 フルHD
価格:オープンプライス
(予想実売価格:21万円前後)
発売時期:発売中
18型の大画面ディスプレーのテレビノート。今回紹介した製品では唯一、3波対応ダブルチューナーを内蔵するのも特徴
それでは次ページから、各機種の特徴を紹介しよう。
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