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サイクルモード インターナショナル2009 イベントリポート その1

自転車好きはもちろん、カツマーからキッズまで!

2009年12月18日 18時00分更新

文● じてんしゃ操太郎

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勝間氏のトークショーでは
女性ならではの創意工夫が満載

 ファッションショーが終わったメインステージの次のプログラムは、勝間和代氏のトークショーだ。メインキャラクターである勝間氏が登場とあって、ステージの周りにも多くの観客が集まった。中にはPCやiPhoneでツイートしているカツマーと思われる人の姿もちらほら。

 トークショーのホストを務めた“チャリジェンヌ”絹代氏が「今日はじめてお会いしますが、キュートな方です。今日は経済の話ではなく、勝間さんの自転車の楽しみ方を聞きます」と勝間氏を紹介。登場した勝間氏は「不況とかデフレとかの話をしてもいいけど(笑)、今日は自転車のお話をします」と切り出した。

経済評論家ながら、自転車のイベントのメインキャラを引き受けた理由について勝間氏は、自転車は経済の活性化、持続可能な新しい資本主義の社会は自転車にヒントがあるとした

 勝間氏は自転車について、「自分の力でできて、いいことがある」とし、現在自身で習っている水泳が半年かかってやっと50m泳げるようになったことを挙げ、「自転車は半年もやれば20kmは余裕で、100kmくらいは走れるようになる。“やればできる”ということが体感しやすいです。イチョウや桜など、風景の移り変わりを見られ、地球との一体感もあります」と自転車のメリットを伝えた。主に乗る都内では坂の位置に詳しく、巡航速度は25kmくらいで移動し、自転車の移動ルートにあわせてスケジュールを組むそうだ。

勝間氏が自転車に乗り始めたのは2001年。自転車ツーキニストである疋田智氏の著書『自転車通勤で行こう』を読んだのがきっかけ。自転車でストレス解消になるので、酒もタバコもいっしょにやめたそうだ

 自転車の整備は、1ヵ月に1度。サイクルコンピュータをつけており、同じ力で漕いでもいつもより走行速度が遅く感じたら整備の時期だという。整備をする理由のひとつに服装の問題もある。ワイヤーやチェーンの汚れなどをそのままにしておくと、服に汚れがついてしまうからだ。「クリーニングに出すとき、毎回『自転車汚れ』と書くのも面倒なんです」と勝間氏。このため、ボトムは濃い目のカラーを選ぶことが多いとのこと。靴は、裏面が滑らないような素材なら、3~5センチ程度のヒールでもペダルをこぐのに問題はないという。

総務省や内閣府に週1、2回は行くそうで、最初はバイク便と間違われていたが、最近ではすっかり覚えられたとのこと

 女性にとって、紫外線は大敵であるが、「シミやソバカスはもう諦めていて気にしない。汗をかいたらきれいになるという運動効果のほうが高い。ケミカルピーリングやアンチエイジングするなら自転車に乗ったほうが良い」と美容にも良い自転車の利点をアピール。

 女性ならではの悩みがヘアスタイル。「ヘルメットを被ると頭がつぶれます。ショートやボブといった短い髪型の場合、キノコみたいになります。ヘルメットより下が長いとそっちに目がいくから目立たないんです。女性がヘルメットかぶるならセミロングかロングですねでもそのことに気が付くまで2年かかりました(笑)」と勝間氏。

 絹代氏がパンク修理をするため諦めているというネイルについては、ちょっと厚いタイプのジェルネイルを利用してしっかりオシャレしているという勝間氏。パンク修理については、「いつもパソコンを背負っているから、パンクしたらそこから一番近いショップを探して連絡してチューブ取り替えてもらいます」と、なんとも勝間氏らしいコメントが。

 「撮影がない日はほとんど化粧もしていない」という勝間氏の強い味方がアートメイク。皮膚に直接色素を入れてアイラインや眉毛を作るタトゥーのようなもので、相当痛い思いをしたそうだ。

勝間氏が三代目自転車名人として伝えたいことは、「保険に入ろう(相手も自分も守れる)」「ヘルメットを着用しよう(事故は必ずありえる)」「違法駐輪をやめよう(頼めばお店やビルの中に止めさせてもらえる)」の3つだという

 ファッションや髪型、メイクへの配慮など、女性が自転車に乗るときのハードルの高さからか、勝間氏は「自転車は男性の婚活になる。女性より明らかに脚力あるからかっこいいし、メカニックとか教えるといい。BMW持っているよりかっこいいかも」と男性へエールを送った。

 最後に勝間氏は「自転車はお仕着せではなく、自分で調べて自分で選んで自分で判断して、自分で行動しないといけないと思います。それを『面倒くさい』ではなく、そのプロセスを楽しんでもらいたいと思います。こんな楽しいオモチャはないですよ」と伝え、トークショーを終えた。

(次ページへ続く)

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