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T教授の「戦略的衝動買い」 第75回

VAIO Xと使って満足! 携帯マウス「Arc Mouse」

2009年11月12日 16時00分更新

文● T教授

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見かけ倒れではない使いやすさ

 VAIO Xでマウスを選ぶ際に、ひとつ注意しておきたいことがある。Windows 7への対応だ。

 ショップでWinodws 7用のマウスを購入するには、本当にWindows 7上で動作するかどうか確認しておいた方がいい。筆者は、以前「LOOX U」や「VAIO type P」で使っていた2種類の超小型マウスをつないでみたが、いずれも動作しなかった。

 超軽量や超小型のモバイルPCを使っていると、マウスも多少の操作性は犠牲にしても、できる限り小さく薄く、出来る限り携帯性のいいモノを選択したいと考えるのが人情だ。今回も秋葉原の大型店舗でその手のマウスを幾つも触ってみたが、やはりしっくりとこない。

 諦めかけていたとき、「Design for Comfort Folds for Portability」というキャッチコピーが目に入ってきた。そして手に取ったのが、2.4GHz帯を使用するマイクロソフトの無線マウス 「Arc Mouse」だった。

 人差し指と中指を伸ばした状態の手のひらに、ピタッと吸い付くような感触は、マウスとして十二分に合格点だった。手のひらに当たる部分が折り畳めるというのも秀逸だ。本体を二つに折り畳むことで、全体が60%くらいのサイズに縮小される。折りたたむと同時に電源をオフにしてくれるという仕様も省エネルギー対応で素晴らしい。

 モバイルPC側のUSBポートに取り付ける小型の受信機である「マイクロトランシーバ」は、携帯時、マウス本体の内側にマグネットで吸着し、紛失の危険を回避してくれる。

Arc Mouse

本体のカラーバリエーションは数種類あるが無難なブラックで統一した。標準付属の専用ポーチから折りたたんだ状態でArc Mosueを取り出す。口の部分はマグネットで閉じるのでなかなか便利だ

Arc Mouse

折りたたんだ状態をマウスの裏側から見るとこんな感じに見える。仰向けになったアルマジロにも見える。折りたたむと約60%くらいの大きさだ

Arc Mouse

開くと、マグネットでくっついているマイクロトランシーバーが見える

Arc Mouse

本体は単4形アルカリ電池2本で動作する。折りたたむ/開く度に電源のオン/オフを自動的に制御してくれる

Arc Mouse

アーク灯の放電現象のような光の円弧が名前の由来かも知れない

Arc Mouse

真横から見ると非常にきれいなシェープをしている。見かけ倒れの場合も多いが、Arc Mouseはなかなか使いやすい

 VAIO Xとの相性も操作性も超抜群なArc Mouseだが、ヒヤッとしたのは、USB接続のマイクロトランシーバと、イーモバイルのモデム「D31HW」を同時に使用しようとしたときだった。

 VAIO Xに備わっている2つのUSB端子は、両者を同時に使うには間隔が狭すぎた。お互いにぶつかって押し出そうとするが、現状はかろうじて差さっている。すべてをギリギリまで追い込んで設計している超軽量薄型スタイリッシュモバイルPCは、使用時にちょっとした注意が必要になることもあるのだ。

Arc Mouse

マイクロトランシーバを取り出して、PCのUSBポートに接続する

Arc Mouse

何もしなくても自動的にArcマウスを認識し操作可能な状態になる

Arc Mouse

完璧に接しているArcマウス用のマイクロトランシーバーとイー・モバイルの「D31HW」。体積の関係か、モデムがマイクロトランシーバを少し押し出している。ひとまず両者とも動作はしているのでひと安心だが……


今回の衝動買い

アイテム:Microsoft Arc Mouse
価格:4930円(秋葉原ソフマップ本店にて購入)


T教授

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。

 

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