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オラクル、「Oracle Database 11g Release 2」を発表

2009年09月14日 11時30分更新

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~革新的データベースの最新版で、最高のサービス品質をより低コストで提供~

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄、以下 日本オラクル)は本日、「Oracle Database 11g Release 2」を2009年11月17日(予定)より順次提供開始することを発表します。
オラクルのデータベースは継続して、ユーザーの既存資産の継承と新しいテクノロジーの融合を目指した機能強化が行われてきました。本日発表する「Oracle Database 11g Release 2」は、より低いコストでより堅牢なインフラストラクチャを構築・運用することを可能とします。また、クラウド時代の本命データベースとして、IT基盤にかかるコストの削減と、サービスレベルの向上を実現します。

●「Oracle Database 11g Release 2」の主な特長
1)グリッドによる統合でサーバーコストを最大5倍削減
 「Oracle Real Application Clusters」は、グリッド・プラグアンドプレイ技術*と新しいサーバープール技術**により、複数のデータベース・グリッドを統合した環境においてリソース再配置と運用管理を効率化することができ、サーバーコストの削減が行えます。
*グリッド・プラグアンドプレイ技術は、より大規模なグリッド環境の運用管理を低コストで実現にするために、サーバー・リソース追加や削除をより迅速に、かつ少ない工数で行うための新しいフレームワークです。
**サーバープール技術は、より柔軟なリソース再配置のために、ソフトウェアの物理サーバーへの依存を排除し、サービスが必要とするサーバーを必要なときに割り当てることができる新しいリソース管理技術です。

2)「Oracle RAC One Node」の提供による小規模データベースの集約
 新たなオプション製品「Oracle RAC One Node」により、小規模データベースをグリッドにより簡単に集約することが可能となります。これにより、シングルインスタンス・データベースで「Oracle Real Application Clusters」の持つ冗長性と可用性の機能の一部を活用することができます。

3)「Automatic Storage Management」の機能拡張によるストレージ関連コストの削減
 「Oracle Automatic Storage Management」が拡張され、汎用的なクラスター・ファイル・システムのサポートを提供することで、ストレージ運用管理コストの削減を行えます。

4)ハードウェアの進化を最大限に活用する「In-Memory Parallel Query」 / データウェアハウス向けのパフォーマンス拡張
 「In-Memory Parallel Query」により、グリッド上の全サーバーの物理メモリ上に分散して配置されたデータに対して並列処理が実行され、検索パフォーマンスが大幅に向上します。また、サーバーの搭載CPUと処理内容により並列度が自動的に決定され、より容易にサーバーのリソースを最大限に活用した高速処理を行うことができます。

5)Online Application Upgrade
 「エディション・ベースの再定義」により、データベース・アプリケーションの更新をノンストップで行うことを可能にします。これにより、アプリケーションのバージョンアップのために別のデータベース環境を用意する必要がなくなります。

また、自動化された自己管理機能によって、データベース管理者の効率性は、古いバージョンの「Oracle Database」に比べて2倍以上向上し、より短期間で古いリリースのデータベースからのバージョンアップを行えます。


<ベータ・プログラムに参画したお客様のコメント>

◆エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社
 NTTコムウェアは、「Oracle Database 11g Release 2」の日本における発表を歓迎いたします。弊社は、Release 2のβプログラムに参加し、新機能や性能安定性の評価・検証を実施しました。「Oracle Database 11g Release 2」により、より堅牢で、リソースを有効活用できる柔軟なIT基盤構築の可能性が広がったと考えています。オラクル・データベースを適切に活用し、さらなるITパフォーマンスを発揮し、かつコスト削減を実現する、IT 基盤の提供をしていけるものと期待しております。

エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社 基盤技術本部 技術SE部 部長 瀬尾 紳一郎


◆株式会社 三菱東京UFJ銀行
「Oracle Database 11g Release 2」の発表を歓迎いたします。
既に「Oracle Database」は当行のシステム基盤の中核を担っており、今回の発表に先立ち「Oracle Database 11g Release 2」のベータ版プログラムに参加し、機能の評価・検証を実施しております。強化された新しいデータ圧縮機能やストレージ管理機能によって、より柔軟で効率的なリソース管理や構成管理が実現され、コスト削減にも繋がることに期待しています。

株式会社 三菱東京UFJ銀行 執行役員 システム部長 村林 聡


<ベータ・プログラムに参画したパートナー企業のコメント>

◆株式会社アシスト
弊社は日本オラクル株式会社の「Oracle Database 11g Release 2」発表を心より歓迎いたします。「Oracle Database 11g Release 2」により、昨今どの企業においても大きなテーマとなっている「コスト削減」に最適な、また、企業の核となるデータベース・システムの信頼性、可用性、パフォーマンスを同時に実現するソリューションを弊社顧客企業に提供できるものと確信しております。弊社ではオラクル・データベースを活用するための各種技術支援サービス提供もあわせ、日本オラクル株式会社との強力なパートナーシップのもと、顧客企業におけるIT投資効果最大化に貢献してまいります。

株式会社アシスト データ基盤ソフトウェア事業部 担当取締役 勝田 誠


◆伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社は、グリッド・テクノロジーがさらに強化された、「Oracle Database 11g Release 2」の出荷開始を歓迎いたします。新機能検証をベータ・プログラムから実施してきたCTCでは、データベース・グリッド環境において負荷に応じたノードの再配置を自動化する「Oracle Real Application Clusters」の新機能を、クラウド時代のデータベースに最適な機能であると期待しています。CTCは、今後も「Oracle Database 11g Release 2」を、お客様に最適な次世代データベース基盤ソリューションとして提供して参ります。

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
取締役 兼 常務執行役員 クロスファンクショングループ 担当役員 齊藤 晃


◆株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
「Oracle Database 11g Release 2」の日本市場における発表を歓迎いたします。
弊社は、「Oracle Database 11g Release 2」のベータ・プログラムに参加し、新機能の評価・検証を実施してまいりました。「Oracle Database 11g Release 2」と弊社のシステム基盤構築ソリューション「PRORIZE(プロライズ)」により、高品質なシステム基盤のスピーディーな構築、および運用後も安心してご利用していただけるソリューションをお客様に提供していきます。

株式会社NTTデータ 執行役員 基盤システム事業本部 遠藤 宏


◆エヌ・ティ・ティ・データ先端技術株式会社
NTTデータ先端技術株式会社は、「Oracle Database 11g Release 2」の日本市場における発表を歓迎いたします。
弊社は「Oracle Database 11g Release 2」のベータ・プログラムに参加し、新機能である「Oracle Grid Infrastructure」を使用したグリッド環境がシステムの可用性・拡張性を高めることや、サーバー統合によるコスト削減に有効であることを検証によって確認いたしました。今後は、本検証作業で得られた知見を活かし、お客様の要件に適したサーバー統合環境を構築・提供してまいります。また、弊社の実績と経験を生かし、複雑な統合環境においても、運用性とセキュリティを損なわないシステムのご提案を実施いたします。

NTTデータ先端技術株式会社 執行役員 オラクル事業部長 青木 俊一


◆新日鉄ソリューションズ株式会社
新日鉄ソリューションズ株式会社は、「Oracle Database 11g Release 2」の日本市場における発表を歓迎します。弊社は、ベータ版における新機能の評価・検証の実施を通じて、「Oracle Database 11g Release 2」による先進的かつ信頼性の高いソリューション提供が、お客様の事業発展に貢献出来るものと確信しています。弊社が展開しております統合ITインフラ「NSGRANDIR(エヌエスグランディール)」およびクラウド・コンピューティングITインフラサービス「absonne(アブソンヌ)」の中核製品として、引き続き位置づけてまいります。

新日鉄ソリューションズ株式会社
業務役員 ITインフラソリューション事業本部 営業本部長 林田 栄一


◆デル株式会社
デルは「Oracle Database 11g Release 2」の発表を歓迎します。
オラクルが実現しているグリッド・コンピューティングは、プロプライエタリなプラットフォームで運用されているデータベースを、複数のIAサーバーに置き換えることによるハードウェアコストの削減に大いに貢献するものとなるでしょう。これはデルの目指す方向性と一致しており、今回の「Oracle Database 11g Release 2」と、デルのDELL PAN SystemやiSCSIストレージとを組み合わせることで、顧客にさらなるコスト削減と管理性の向上をもたらす提案ができるものと期待しています。

Dell Inc. コーポレートディレクター
デル株式会社 執行役員 システムズ・ソリューションズ統括本部長 町田 栄作


◆東芝ソリューション株式会社
東芝ソリューション株式会社は、「Oracle Database 11g Release 2」の発表を歓迎いたします。今回、当社は「Oracle Database 11g Release 2」のベータ・プログラムの段階から参画し、日本オラクル株式会社と共同で新機能の検証や品質の評価を行ってまいりました。大規模構成でのスケーラビリティや運用性が一層向上した「Oracle Database 11g Release 2」をお客様に安心してお使い頂くために、ベータ・プログラムで蓄積した技術とノウハウを基に、「Oracle Database 11g Release 2」の設計から保守・運用まで一貫した高品質なサポートサービスをご提供できる態勢を整えております。今後も当社は日本オラクルとのパートナーシップをさらに強固なものとし、安心・安全なシステムの提供に努めてまいります。

東芝ソリューション株式会社 取締役 プラットフォームソリューション事業部長
栗原 高明


◆日本電気株式会社
「Oracle Database 11g Release 2」の日本市場における発表を歓迎いたします。
弊社は、「Oracle Database 11g Release 2」のベータ・プログラムに参加し、クラウド時代のデータベース基盤、高性能データウェアハウスにおける新機能の評価・検証を実施してまいりました。「Oracle Database 11g Release 2」とExpress5800シリーズ、iStorageシリーズ、ソフトウェア製品群との組み合わせによって、お客様に最適な「クラウド指向サービスプラットフォーム」をご提供してまいります。

日本電気株式会社 執行役員常務 伊藤 行雄


◆日本ヒューレット・パッカード株式会社
日本ヒューレット・パッカード株式会社は、「Oracle Database 11g Release 2」の出荷開始を歓迎します。企業の経営戦略においてITが重要な役割を担うようになり、ビジネスデータの重要性、容量は加速度的に増大しています。これらの情報を経営判断に活かすために、次世代の情報基盤としてより高速でミッションクリティカルなシステムが求められています。HPとオラクル社との全世界で10万社を超える実績と、「HP Oracle Exadata Storage Server」に代表される両社の先進的な技術協力が、「Oracle Database 11g Release 2」の価値を最大化すると確信しています。
「Oracle Database 11g Release 2」とHPが提供する先進的なサーバー、ストレージ製品ならびにサービスの組み合わせにより、オープンシステムの信頼性とパフォーマンスを飛躍的に向上させ、お客様、パートナーにおける次世代情報基盤構築を強力にご支援してまいります。

日本ヒューレット・パッカード株式会社 取締役 常務執行役員
テクノロジーソリューション営業統括 古森 茂幹


◆日本ユニシス株式会社
「Oracle Database 11g Release 2」の日本市場における発表を歓迎いたします。弊社は、「Oracle Database 11g Release 2」のベータ・プログラムに参加し、新機能の評価・検証を実施致しました。検証結果を基に「Oracle Database 11g Release 2」を弊社で展開している「AtlasBase」の基盤として活用することにより、企業経営の効率化とコストの低減に貢献することを目指します。

日本ユニシス株式会社 商品企画部 部長 栗山 進至


◆株式会社野村総合研究所
株式会社野村総合研究所は、複雑化した情報システムの維持管理コストの低減、システムリソースの有効活用による投資コストの削減を実現するデータベースソリューションとして「Oracle Database 11g Release 2」の出荷を歓迎します。弊社としても、お客様への提案に際して、「“Lowering IT Costs”=ITインフラコストの削減とサービスレベルの向上」を実現するソリューション群を増やすことで、よりビジネスを拡大できるものと期待しています。

株式会社野村総合研究所 常務執行役員 稲月 修


◆株式会社 日立製作所
株式会社日立製作所は、「Oracle Database 11g Release 2」の日本市場における発表を歓迎いたします。弊社はこれまでにお客様に安心してご使用いただける高性能・高信頼のIT基盤を提供すべく、サーバー統合、ストレージ仮想化などOracle GRID Centerでの共同検証を通じた連携と協業を実施して参りました。今回、「Oracle Database 11g Release 2」の新しいグリッド技術と、日立統合サービスプラットフォームBladeSymphony、Hitachi Storage Solutions、日立ミドルウェアの組み合わせによって、より一層のコスト削減と高いサービス品質の確保可能なIT基盤を提供できるものと確信しております。
今後も日本オラクルとのパートナーシップをさらに深め、お客様の価値創造の実現に貢献してまいります。

株式会社日立製作所 ソフトウェア事業部 事業部長 坂上 秀昭


◆富士通株式会社
富士通株式会社は、「Oracle Database 11g Release 2」の日本市場における発売を歓迎いたします。
このたびの「Oracle Database 11g Release 2」の新しいグリッド機能、ストレージ管理機能を最大限に活かすことで、スケーラビリティと運用性を向上した次世代ITインフラを、低コストでお客様に提供することが可能になります。
今後も両社の協業を加速させ、「Oracle Database」と弊社のPC サーバー「PRIMERGY」、UNIXサーバー「SPARC Enterprise」、ストレージシステム「ETERNUS」などを組み合せた高信頼・高性能なITインフラをお客様に提供してまいります。

富士通株式会社 執行役員常務 山中 明


●価格
「Oracle Database 11g Enterprise Edition」
Processorライセンス価格 5,421,150円(予価・税込み)
Named Userライセンス価格 108,465円(予価・税込み)
「Oracle Database 11g Standard Edition」
Processorライセンス価格 1,997,310円(予価・税込み)
Named Userライセンス価格 39,900円(予価・税込み)
「Oracle Database 11g Standard Edition One」
Processorライセンス価格 661,920円(予価・税込み)
Named Userライセンス価格 20,580円(予価・税込み)
オプション製品を含む最新の価格情報は、日本オラクル 製品価格ページをご参照ください。
http://www.oracle.com/lang/jp/corporate/pricing/

●出荷日
2009年11月17日出荷開始
対応プラットフォーム Linux x86 32bit /64bit
その他のプラットフォームは順次出荷予定

●参考情報(予定)
製品発表イベント: Oracle Database Summit 2009 – 11g R2 登場!
            ~クラウド時代に向けたデータセンター全体の最適化~
東京:11月12日(木)
ザ・プリンス パークタワー東京
大阪:11月10日(火)
ホテルニューオータニ大阪
ほか、名古屋、福岡で順次開催予定。

■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 玉川、鈴木
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6144 / E-mail: Takeo.Tamagawa@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/

*Oracleは、米国オラクル・コーポレーション及び/またはその関連会社の登録商標です。その他の名称は、それぞれを保有する各社の商標である場合があります。


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