10日に発表されて、即日発売となったアップルの新しい音楽プレーヤー「iPod nano」(Apple Storeで見る)。背面にレンズが付いてビデオが撮れるようになったのが目玉だが、実際にはどうやって動作するのだろうか? 東京・銀座のアップル直営店「Apple Store Ginza」を直撃して実機を撮影してみたぞっ! iPodのラインアップについては、ニュースを参考にしてほしい(関連記事)。
スペシャルイベントの様子
日本時間の深夜、アップルが米国にて実施していたiPodの新製品発表会の様子がストリーミングで配信されている(関連リンク)。病気から復帰した同社CEO、スティーブ・ジョブズ氏の姿も見られるので、アップルファンはぜひチェックしてみよう。
この薄さで動画まで撮れちゃう! iPod nano
ビデオカメラ
まずiPod nanoを手に取ってみて驚きなのが、この本体サイズで動画まで撮れてしまうという点。従来とほぼ同じ筐体によくぞカメラとマイク、スピーカーまで詰め込んだ、という印象だ。
それでいて価格は従来より安くなっている。具体的には、8GBモデルでは3000円引き下げられて1万4800円、16GBモデルでは6000円下がって1万7800円だ。これはかなり物欲を刺激されるだろう。
ビデオ機能は、メニューから「ビデオカメラ」を選ぶとすぐに起動する。そのままクリックホイールの中央ボタンを押すと録画が始まり、もう一度押すと停止する。直後に「ビデオ」フォルダーが開くので、撮ったばかりの動画をすぐに見られる。
ただ、レンズが背面左下にあるので、撮影時にはちょっとした慣れが必要かもしれない。右手でクリックホイールを操作する場合、左手はたいていiPod nanoの背面を持っていることが多い。この状態だと、ビデオの撮影を指示したあとに左手がレンズを覆ってしまうので、何も画面に映らずに「あれ?」となってしまう。
また、レンズが意外と広角なせいか、下の写真のように指が完全にレンズを覆ってなくても、フレームに入り込んでしまうことがある。両手でフチを持つようにするといいだろう。