ブランドのロゴやアイコンまで崩す潔さ
今まで多くの腕時計を見てきた筆者だが、文字盤を黒板に見立てて、文字をあたかもチョークで書いたように表記した腕時計はお目にかかったことがない。実際には、時刻に該当する1から12までの数字をそのまま書くだけでなく、角度や温度、演算式、分数表記、ルート表記などを織り交ぜているところもユニークだ。
一番の驚きは、通常なら絶対に遊ばないはずのブランドロゴやアイコンまで、チョークで黒板に書いたようにルーズに表現しているということだ。2本のチョークをイメージした長針と短針は当然ながらホワイトだ。3〜9時の間の時刻表示は、描いた文字を指先で半分消して擦れたような雰囲気を忠実に再現している。
フォルティスのIQウオッチの素晴らしい点は、まず、本来はチリひとつない綺麗な腕時計の文字盤を、想定外のアイテムであり、誰もがその感触を知っているホコリっぽい黒板に見立てたことだろう。
もうひとつ、本来、アンタッチャブルなブランドロゴやブランドアイコンまで、チョークの手書きで遊んでしまった思い切りのよさも注目すべき点だ。さすがにロゴとアイコンだけは指先で擦った跡がないことが、辛うじてそれと分かるに過ぎない。
ハマる人は一目でハマるデザイナーズ・ウオッチ。腕時計好きには、極めてデンジャラスな戦略的衝動買いアイテムだ。
今回の衝動買い
アイテム:フォルティス IQウオッチ(世界限定999本)
購入価格:14万7000円/IQウオッチ腕時計本体、革ベルト付き、2万9400円/IQウオッチ専用PVDステンレスバンド(御徒町アメ横、ティーエス・ホリウチにて購入)
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
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