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T教授の「戦略的衝動買い」 第59回

そこまでやる!? 文字盤に「黒板」を再現した腕時計

2009年07月16日 16時30分更新

文● T教授

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IQウォッチ

今回の衝動買いアイテムは、フォルティスの「IQウォッチ」。同社の普段の顔とはまったく異なる「ギャップ」にやられてしまった

「質実剛健」な時計メーカーだったはず……

 スイスのフォルティス(FORTIS)は、世界で初めて自動巻腕時計を商品化した企業だ。FORTISという単語は、ラテン語で「強い」を意味しており、多くのパイロットが同社の時計を愛用していることからもその信頼度がうかがえる。

 またフォルティスの腕時計は、1994年にロシアの「ユリ・ガガーリン宇宙訓練センター」のオフィシャルウォッチとして認定されており、このセンターから飛び立つ宇宙飛行士の公式装備品としても採用されている。まさに「質実剛健」を体現したフォルティスだが、同時に、アーティスティックな遊び心も持っているようだ。

 今まで一度もフォルティスの腕時計に興味をもったことのなかった筆者だったが、同社のアートシリーズ「IQウォッチ」 の遊び心全開な限定モデルにはひと目惚れをせざるを得なかった。

 ダダイズムの精神を継承するデザイナー、ロルフ・ザックスの手によるIQウオッチは、フォルティスの腕時計とは思えない、ひょうきんで楽しいイメージが文字盤上にあふれ返っている。

IQウォッチ

入荷数は少ないが初めから金属ベルトモデルもある。筆者は、革ベルトモデルと専用PVDステンレスベルトを同時に購入。店頭でベルトを変更してもらった

IQウォッチ

PVD仕上げの艶消しブラックのステンレスベルト。マットな感覚が意外と黒板のグリーンカラーと合う

IQウォッチ

革ベルトは台座付きで好みにもよるが、夏の季節は暑そう……

IQウォッチ

ベルトの台座は、時計を安定して腕に付ける際に使う。冬に活躍してくれるだろう


「戦略的衝動買い」とは?

 そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。

 それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである。

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