最近の液晶ディスプレーは、人感センサーを内蔵して利用者がディスプレーから離れると自動的に電源オフするエコ技術を搭載するものが増えている。ナナオ(EIZO)が4月に発表した「FlexScan EV2303W」(23型)と「同 EV2023W」(20型)もこの機能を搭載する(関連記事)。
今回発表された「FlexScan EV2333W」は、これらの上位機種に当たる(7月16日発売)。液晶パネルの方式をTN方式からVA方式に変更。視野角を従来(TN方式)の左右170度/上下160度から上下左右とも176度に拡大し、輝度/コントラストともに300cd/m2/3000:1(従来は250cd/m2/1000:1)に向上している。ただし、応答速度(黒→白→黒)は従来モデルのほうが5msと速い(EV2333Wは25ms、中間調は7ms)。
また、入力端子にデジタル(DVI-D)、アナログ(ミニD-Sub15ピン)のほか、DisplayPortを追加し、3系統入力に対応したのが特徴だ。DVI-DとDisplayPortは著作権保護技術HDCPにも対応しており、地デジや著作権保護された映像コンテンツの表示も可能となっている。
従来同様、周囲の明るさに応じて画面の明るさ(バックライト)を自動調整する「Auto EcoView」も搭載。目の負担を防ぐ効果があるという。表示解像度は、1920×1080ドット(16:9)で、HDコンテンツを余白なしに表示できる。
直販サイトEIZOダイレクトの参考価格は5万4800円。直販専用の「TriStand(トライスタンド)」付属モデルは5万1800円となる。