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バーチャルサラウンド+倍速表示の高機能モデル

ナナオ、地デジ内蔵23型ディスプレー FX2301TVを発表

2010年06月10日 15時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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EIZO FORIS FX2301TV

EIZO FORIS FX2301TV(フィーバーレッド)

 ナナオは10日、地上デジタル放送チューナーを内蔵したフルHD表示対応の23型ワイド液晶ディスプレー「EIZO FORIS FX2301TV」を発表した。ゲーミング用途を重視して、バーチャルサラウンドヘッドホン機能や120Hz倍速補間機能を搭載する。価格はオープンプライス。

 FX2301TVは、23型ワイドサイズのTN液晶パネルを搭載する液晶ディスプレー。表示解像度は1920×1080ドットで、パネルは非光沢タイプである。

 液晶ディスプレーでありながら音にこだわったというFX2301TVは、特にゲーム用途に適した、ヘッドホン用の5.1chバーチャルサラウンド機能を搭載する点を大きな特徴とする。ドルビープロロジックIIに対応し、前面のヘッドホン出力につないだヘッドホンで、5.1chだけでなく2chリニアPCMやアナログステレオ音声も5.1chのサラウンド音声に拡張して出力する機能を備える。音源の位置を聞き取りやすくするゲーム向きのモードや、映画に適した残響感重視のモードなど、サラウンドモードは3種類用意されている。

 また本体前面には、2W+2Wのステレオスピーカーを内蔵している(サラウンドには対応しない)。

 倍速補間表示により、動画表示を滑らかにする機能も搭載。60Hz(毎秒60コマ)の映像の各コマ間の動きを予測して、補正イメージを挿入する120コマ表示により動画の品質を向上する。また、ゲームやパソコン画面向けに、倍速補間をせず遅延を最小0.5フレームに抑える遅延低減モードも備える。

ボディーのデザインは前後左右が対称な独特の形状

 映像入力が非常に豊富な点も特徴とする。HDMI入力×2、DVI-D入力(HDCP対応)、アナログRGB入力に加えて、D5入力×2、コンポジットビデオ入力も装備。パソコンやBDレコーダーだけでなく、アナログ出力しか持たないゲーム機やPSPなどの接続にも対応する。

背面のコネクター部

背面のコネクター部。入力端子は非常に豊富で、パソコンにBDレコーダー、ゲーム機にPSPまでまとめてつなげられる

 さらに、低解像度のPSPの画面をディスプレーいっぱいに拡大する「ポータブルモード」といった表示モードまで備えるなど、多彩な機能を誇る。

 スピーカーを包む本体下部のサウンドジャケットは交換可能で、店頭販売モデルは黒(ワンダーブラック)と赤(フィーバーレッド)の2色のカラーバリエーションが用意される。また別売りオプションとして、「アクティブブルー」「ディライトイエロー」「ディアブラウン」の3色のジャケットが、同社直販サイト「EIZOダイレクトサイト」と直営店「EIZOガレリア銀座」で販売される(各色2980円)。

フィーバーレッド、ワンダーブラック

店頭販売モデルの2色。フィーバーレッドとワンダーブラック

アクティブブルー、ディライトイエロー、ディアブラウン

別売りサウンドジャケットを装着した状態。左から「アクティブブルー」「ディライトイエロー」「ディアブラウン」

 FX2301TVの直販価格は9万9800円。発売日は6月24日の予定。

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