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キーワード有効度調査の実践④

2006年12月27日 09時00分更新

権 成俊/株式会社ゴンウェブコンサルティング 代表取締役

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 キーワード有効度調査により、検索エンジンの利用状況を環境と捉え、定量的に調査することが出来ました。これによって、集客効果や購買率の面で最も効果的なキーワードを選び出すことが可能になりました。これからのステップでは、選択したキーワードで検索した結果ページの中で対象とするウェブページを上位表示させ、多くの見込み客をサイトに誘導し、売上・利益を向上させてゆきます。これをSEOと呼びます。

SEOとは

 SEO(Search Engine Optimization=検索エンジン最適化)とは、検索エンジンの順位付けのアルゴリズムを理解することで、逆に狙ったキーワードでウェブページを上位に表示させるためにページを修正していくという手法のことです。キーワード有効度調査で選択したキーワードでSEOを行えば、より高い集客効果・転換率を実現できます。

 Yahooをはじめとする検索エンジンは、インデックスクローラーと呼ばれる巡回ロボットが世界中のホームページを巡回し、順位付けするために必要な情報を収集しています。検索エンジンの検索結果に表示される順位は、収集したホームページのテキスト、タイトル、ページの特徴などが分析され、検索キーワードに対する関連性が高い順に表示されています。上位表示のためには、このロジックに沿ったサイト構造の構築が必要になり、その作業がSEOになります。

 またSEOと同様にサイトへのアクセス数を増加させための有償の手段として、overtureやadwordsなどのPPC広告や、バナー広告やメルマガへの広告掲載などの方法があります。

 PPC広告は有償のアクセス対策の中では最もコストパフォーマンスに優れていると考えられています。なぜなら、広告を表示する対象をキーワードで絞り込むことが出来るため、確実に見込みの高いユーザーにのみ広告を表示し、はずれの無い広告出稿が可能であるからです。広告のコストパフォーマンスを高めるための原則は、最適なターゲットだけに広告を見せていくことです。見込みの高いユーザー以外にも広告を露出することになればそ費用がかかります。しかし、どんなに多くのユーザーに広告を見せても実際に転換する見込みがあるのはもともと見込みの高い一部のユーザーだけです。最初から見込み客だけに広告を見せることが出来れば、費用もそれだけ少なくて済みます。その点、PPC広告は理想的な広告であると言えます。

 それに対してバナー広告やメルマガへの広告掲載は、その媒体を閲覧する全ての人に広告を見せることになります。そのため、費用は高くなりますが、実際に転換するのはそのうちのごく一部です。もともと多くの方が転換する見込みが高い商品であればこのようなタイプの広告が向いていますが、一般的にPPC広告よりも1件あたりの受注にかかるコストは高くなります。

 どちらにしても、これらの広告を継続的に出稿するためには、継続して費用を払い続けなければなりません。一方、SEOは費用を支払って掲載をしてもらうわけではありません。そのため、SEOが上手く行けば無料で多くの検索エンジンユーザーにサイトを訪問してもらうことが可能です。また、一度SEOを行い、検索順位が維持されていれば追加作業も必要ありません。まさに無料で、自動的に見込み客を誘導してくれるのです。

以上の理由から、SEOはどのようなネットビジネスにおける集客でも最高のコストパフォーマンスを発揮し、サイトの立ち上げ段階での必須の対策であると言えます。

<各種アクセス対策による利益率の例>

Yahoo対策の重要性

 しかしながら、一口に検索エンジンといっても、国内にはYahooやgoogleなど多数の検索エンジンがあります。また検索エンジンごとに順位付けのロジックは異なるため、その対策内容も若干異なってきます。実際にSEOを行ってみると簡単ではなく、それなりの時間と労力を投資することに成ります。そのため、対策する検索エンジンの優先順位をつけて、順番に対策を行っていく必要があります。では、どの検索エンジンでの対策を優先すれば良いのでしょうか。日本国内において、最も対策重要度の高い検索エンジン、それはYahoo!Japanです。

 日本国内の検索エンジンシェアは、Yahooが約6割を占めています。Yahoo検索のページビューは一日1.5億PV以上と言われています。これだけ利用者数の多いYahooの検索結果画面で上位に表示されれば、それだけ多くの人の目に触れることになり高い集客効果を発揮することがお分かりになるでしょう。まずはYahooを対象としたSEOを行うことをお勧めします。

Yahoo 検索月間ページビュー数

Yahoo!JAPAN 月次報告

項目 単位 2006年3月 2006年2月 2006年1月
月間ページビュー
月間総ページビュー数 百万ページビュー 33132 30693 32231
リスティング事業部月間ページビュー数 百万ページビュー 4,747 4,512 4,593

出典:Yahoo!JAPAN IR 関連情報

 しかし、Yahooは検索エンジンとしてはやや特殊な仕組みを有しており、Yahooで上位表示を行うためには他の検索エンジンを対象としたSEOとはやや異なる対策を行わなければなりません。もともとこれまでSEOと言えばほとんどの場合はgoogleを対象としたSEOを指していました。これはSEOという概念が欧米の検索市場で考え出されたものであり、欧米ではほとんどの国でgoogleが検索エンジンシェアNo.1だからです。そのため、YahooがNo.1シェアを誇る日本の検索エンジン市場ではYahoo対策がもっとも重要ですが、これまでその具体的な対策はあまり知られておりませんでした。

 それでは、Yahoo向けのSEO、上位表示対策とはどのようなものでしょうか。Googleなどの検索エンジンを対象としたSEOをベースに、Yahoo対策について検討してゆきます。

著者プロフィール

権 成俊
名前 権 成俊(ごん なるとし) info[アットマーク]gonweb.co.jp
※著者に直接問い合わせをする際は、お名前、会社名、サイトURLなどを明記してください。
会社 株式会社ゴンウェブコンサルティング
サイト http://www.gonweb.co.jp/

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