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日立、デジタルハイビジョン放送の2番組同時録画に対応したHDD/DVDレコーダー『DV-DH1000W』などを発表――最上位モデルは1TBのHDDを搭載!

2005年08月24日 17時59分更新

文● 編集部 小西利明

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ダブルデジタル放送チューナーと1TBのHDDを搭載する『DV-DH1000W』 『DV-DH1000W』
ダブルデジタル放送チューナーと1TBのHDDを搭載する『DV-DH1000W』『DV-DH1000W』

(株)日立製作所は24日、デジタルハイビジョン放送の2番組同時録画機能を搭載した“Wooo”(ウー)ブランドのHDD/DVDレコーダーの新製品4機種を発表した。価格は全機種オープンプライス。

同社ユビキタスプラットフォームグループ デジタルメディア事業部 ストレージメディア機器本部 本部長の萩本数夫氏は同社のHDD/DVDレコーダー戦略について、ハイビジョンを全面展開した“次世代 三種の神器”として、ハイビジョン対応薄型TV、ハイビジョン対応ブロードバンドパソコン、そしてハイビジョン対応HDD/DVDアプライアンスを位置づけている。そして昨年度から市場投入を始めたデジタルハイビジョン放送対応のレコーダーを推進し、デジタル放送対応レコーダー市場で35%程度とトップの市場シェア(台数ベース)を確保したいとした。またグループ会社としてHDDや光ディスクドライブを製造する企業を傘下に抱える強みを生かし、日立本体のデジタル放送受信録画技術と、グループ会社のコンポーネントやディスクメディアを統合した、“Made in HITACHI”を実現した製品が今回の新製品であるとのことだ。

日立 ユビキタスプラットフォームグループ デジタルメディア事業部 ストレージメディア機器本部 本部長の萩本数夫氏 DV-DHシリーズを構成するHDDや光ドライブ、デジタルTVチューナーといったコンポーネントは、日立のグループ企業で製造されたもので構成されている。自グループ内で優れた技術を持つコンポーネントを開発することで、最終製品の競争力を高める戦略の一例と言える
日立 ユビキタスプラットフォームグループ デジタルメディア事業部 ストレージメディア機器本部 本部長の萩本数夫氏DV-DHシリーズを構成するHDDや光ドライブ、デジタルTVチューナーといったコンポーネントは、日立のグループ企業で製造されたもので構成されている。自グループ内で優れた技術を持つコンポーネントを開発することで、最終製品の競争力を高める戦略の一例と言える

新しいDV-DHシリーズ最大の特徴は、すでに何度も記述しているが、デジタルハイビジョン放送(地上デジタル/デジタルBS/デジタルCS)チューナーを2基、アナログ地上波チューナーを1基搭載することにより、デジタル&デジタルまたはデジタル&アナログの2番組同時録画が可能な点にある。同社ではこれを“デジデジ2コ録り”機能と称している。2基のデジタル放送チューナーが内部でそれぞれ異なるレコーダーにつながっているイメージで、アナログ地上波チューナーは片方のレコーダーのみにつながっている。そのためデジタル+デジタル+アナログといった3番組同時録画は、さすがにできない。

DV-DHシリーズの内部構成のイメージ図
DV-DHシリーズの内部構成のイメージ図
DV-DHシリーズの外見は4機種とも同一で、メタルとグロスブラックの渋い外観となっている。本体は約6.9cmと薄い DV-DHシリーズのバリエーション
DV-DHシリーズの外見は4機種とも同一で、メタルとグロスブラックの渋い外観となっている。本体は約6.9cmと薄いDV-DHシリーズのバリエーション

録画用のHDDは、最上位機種のDV-DH1000Wが500GB HDDを2台使った1TBの容量を持つ。これは民生用のHDDレコーダーとしては最大の容量を誇る。それ以外の機種では、『DV-DH500W』が500GB、『DV-DH250W』が250GB、『DV-DH160W』が160GBを搭載する。DV-DH1000Wならば、地上デジタル放送をデジタルハイビジョン品質のまま、約128時間分も記録できるとしている(160Wの場合は約20時間)。画質をアナログTV~DVD並みに落とした録画モードも複数用意されている。それ以外の基本的なハードウェア仕様は同様だが、DV-DH160WのみUSB端子(USBキーボードを接続して、番組名入力などに使用可能)や、HDMI出力端子が省かれている。

DV-DH1000Wの背面。デジタル放送のテレビショッピングなどで利用するLAN端子も装備されている
DV-DH1000Wの背面。デジタル放送のテレビショッピングなどで利用するLAN端子も装備されている
フロント部左には、Sビデオ入力端子などが開閉式パネルの内側に配置されている 同右パネル内には、B-CASカードスロットやUSB端子、デジタルカメラ写真の表示用にSD/MMCスロットが用意されている
フロント部左には、Sビデオ入力端子などが開閉式パネルの内側に配置されている同右パネル内には、B-CASカードスロットやUSB端子、デジタルカメラ写真の表示用にSD/MMCスロットが用意されている

搭載する光ディスクドライブは、DVD-R(16倍速書き込み)/DVD-RW(6倍速書き換え)/DVD-RAM(5倍速書き換え)への記録に対応している。DVD+R/RWの書き込みには対応しないが、読み込みはサポートされている。ただし2層式のDVD-R(DVD-R DL)やDVD+R DLはサポートされない。これについて同社では、コンテンツ保護規格のCPRMに対応するDVD-R DLがまだ市場に登場していないためとした。後からのアップデートも予定はないとのことだ。当然だがブルーレイディスクなどの次世代光ディスクにも対応しない。

DV-DHシリーズ付属のリモコン。手と比べれば分かるように、かなり大きくボタン数も多い。主な機能は中心の十字キーとその周囲の環に集約されている
DV-DHシリーズ付属のリモコン。手と比べれば分かるように、かなり大きくボタン数も多い。主な機能は中心の十字キーとその周囲の環に集約されている

大容量HDDとダブルチューナーによる大量録画を使いやすくする工夫として、DV-DHシリーズには“ワケ録”と称する録画番組の分類・検索機能を備えている。ワケ録は録画した番組のEPG情報(番組名やジャンル)、録画したユーザー、チャンネル、視聴状況(未視聴か既視聴)といった分類で分けて、録画済み番組をフォルダごとに自動分類/一覧表示したり検索する機能である。同じタイトルの番組を毎週続けて録画していると、自動でその番組が分類されるという仕組みだ。しかしDV-DHシリーズが対応するEPGはデジタル放送のEPGのみであり、アナログ地上波についてはEPGを備えていない。そのためアナログ地上波の番組をワケ録で番組名分類したい、といった場合には、ユーザー自身が録画済みデータの番組名を入力する(別売りのUSBキーボードなどで)必要がある。EPGに限らずDV-DHシリーズはデジタル放送録画が中心といってよいレコーダーであり、アナログ放送録画はそれほど重視はされていない印象だ。

ワケ録の画面。録画された番組は自動で分類され、たとえば“番組名”ごとに一覧できる DV-DHシリーズの番組表。選択している番組欄は、拡大して表示される
ワケ録の画面。録画された番組は自動で分類され、たとえば“番組名”ごとに一覧できるDV-DHシリーズの番組表。選択している番組欄は、拡大して表示される

また、毎週録る/見るかもしれない番組をHDD内にどんどん記録する“ミルカモ予約”という機能も搭載する。これはミルカモ予約からある番組を録画すると、同じ曜日や時間、チャンネルの番組を自動録画し、EPG上の番組情報を自動入力する機能である。ミルカモ予約で自動録画を行ないたい場合は、予約もミルカモ録画のモードから行なう必要がある。ミルカモ予約で録画された番組は、録画2週間以上経過すると自動で消去される(削除されないように指定もできる)ので、“なんとなく来週も録っておきたい”という番組をとりあえず録り貯めておくのに役立ちそうだ。

ミルカモ予約の画面。曜日と時間で分けられ、同じ曜日と時間に属する番組は、自動で録画される
ミルカモ予約の画面。曜日と時間で分けられ、同じ曜日と時間に属する番組は、自動で録画される

製品の予想実売価格は、DV-DH1000Wが23万円前後、DV-DH500Wが17万円前後、DV-DH250Wが15万円前後、DV-DH160Wが13万円前後となっている。発売予定時期は、DV-DH1000Wが10月下旬で、それ以外の3機種は9月下旬となっている。

DV-DH10000Wの主な仕様
デジタルダブルチューナー搭載/HDD容量 1TB(500GB×2)/主な入力端子 VHF/UHF/地上デジタル入力×1、BS/CS入力×1、Sビデオ入力×3、ビデオ入力×3、/主な出力端子 D1~D4出力、HDMI出力、VHF/UHF/地上デジタル出力、BS/CS出力、光デジタルオーディオ出力端子、Sビデオ出力、ビデオ出力/そのほかの端子 USB、i.LINK×2、10/100BASE-TX LAN、電話回線接続、SD/MMCカードスロット/本体サイズ(W×D×H) 432×300×69mm/重量 約6.0kg
予想実売価格 23万円前後/発売日 10月下旬

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