FSB1066MHzに対応するPentium 4 Extreme Edition-3.73GHzの販売が始まった。インテルからは22日(火)に発表済みの製品で、19日(土)に新たに登場したPentium 4“6xx”シリーズと共通点も多い。
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22日(火)に発表されたばかりのPentium 4 Extreme Edition-3.73GHz |
プロセスルールは従来の130nmから“6xx”シリーズと同じ90nmに変更。また従来はL2キャッシュを512KB、L3キャッシュを2MB搭載していたが、今回の製品からL2キャッシュを2MB搭載するのみとなっている。パッケージによると、S-Specは“SL7Z4”。コア電圧は1.4Vと従来製品よりも0.2V低くなっているが、TDPは110.7Wから115Wに上がっている。また、サポートするチップセットは“i925XE”のみとなっている。
今回の製品で注目なのは、“6xx”シリーズと同じようにIA-32プロセッサの64bit拡張技術“インテル エクステンデッド・メモリ64テクノロジ(EM64T)”や、バッファーアンダーランエラーを利用するウィルスや不正アクセスプログラムの動作を防止する機能“エグゼキュート・ディスエーブル・ビット”に対応している点。ただし、“6xx”シリーズに搭載されている省電力化と低発熱化を実現する機能“拡張版インテルSpeedStepテクノロジ(EIST)”は搭載していない。価格はTSUKUMO eX.で11万2800円、ラオックス PC・DO SHOPは24日(木)から販売を開始するが価格は未定、ドスパラ本店は価格および販売開始の期日は未定だが週末に店頭デモを実施する予定。
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“6xx”シリーズと共通の機能を搭載したPentium 4 Extreme Edition-3.73GHz | | コア電圧は1.4Vと従来製品よりも0.2V低くなっているが、TDPは110.7Wから115Wに上がっている |
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L2キャッシュを2MB搭載する | | ちなみにこちらは従来製品のPentium 4 Extreme Edition-3.46GHzのパッケージ表記。L2キャッシュを512KB、L3キャッシュを2MB搭載する |
※お詫びと訂正:当初プロセスルールを「130μmから“6xx”シリーズと同じ90μmに変更」としていましたが「130nmから“6xx”シリーズと同じ90nmに変更」の間違いでした。ここにお詫びし、訂正いたします。
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