オムロン(株)は16日、Macintosh用のUPS自動シャットダウンソフト『UPS Power Manager』の無償ダウンロードによる提供を17日に開始すると発表した。同社製のUPS(無停電電源装置)に対応したもので、同ソフトを利用することで、Macintoshでも停電などの電源異常時にシステムの終了処理を自動で行なえるようになる。
主な機能は、システムシャットダウン時間や警告時間設定などの“環境設定”、動作状況を通知する“イベント情報”、動作状況を記録する“イベントログ”、入力/出力電圧や接続容量などのデータを記録する“データログ”、使用開始日やバッテリー交換の日付を記録する“バッテリ使用開始日(交換日)”、バッテリーの劣化状態を診断する機能を設定する“バッテリ自動テスト”、電圧切り替え機能対応機種で出力電圧と停電検出電圧を変更する“出力電圧/入力電圧感度設定”などで、自己診断機能やブザーテストも行なえる。ラインインタラクティブ方式の機種では出力コンセントを個別にON/OFFすることも可能。
対応するUPSは、常時商用給電方式の“BZシリーズ”『BZ35T』『BZ50T』『BZ50LT』、ラインインタラクティブ方式のラックマウントタイプ“BNシリーズ”『BN100XR』『BN150XR』『BN240XR』の計6機種。対応OSは、Mac OS X 10.3、Mac OS X Server 10.3。対応機種は、PowerPC G4/G5とUSBインターフェースを搭載したeMac、iMac、Power Mac、Xserve。
同社ではMac OS X対応の『UPS Power Manager』を提供することで、デザイン業界やDTP業界に、UPSの拡販を図るとしている。