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ニコン、1240万画素CMOSセンサーを搭載したハイエンド一眼レフデジタルカメラ『D2X』を発売

2004年09月16日 23時26分更新

文● 編集部

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(株)ニコンは16日、有効1240万画素のCMOS撮像素子を搭載し、毎秒5枚の連続撮影が可能な一眼レフデジタルカメラのハイエンドモデル『D2X』を発表した。ニコンカメラ販売(株)が2005年1月に発売する。価格は63万円。併せて、オートフォーカス一眼レフカメラ用望遠レンズ『AF-S VR ニッコール ED 300mm F2.8G(IF)』も同時に発売する。価格は71万4000円。

『D2X』
『D2X』

『D2X』は、2001年2月に発表した547万画素CCDを搭載した一眼レフデジタルカメラ『D1X』の後継機。撮像素子は従来のCCDから、新開発の“ニコン DX フォーマット”の有効1240万(総1284万)画素のCMOS(23.7×15.7mm)に変更されており、従来の2~16倍の処理能力を持つ新開発のASICを採用した画像処理エンジンを搭載することで、ハイライト部からシャドー部までの階調表現をプロユーザーの求めるクオリティーに高めたという。撮像素子からの読み出しを4チャンネル化し、メモリーカードへの書き込みを高速化したことで、ファイル形式(JPEG/RAW)にかかわらず毎秒5枚の連続撮影が可能になったとしており、撮像面の中心部分を680万画素で切り出す“クロップ高速機能”を利用すれば、最大で毎秒8枚の連続撮影が行なえるという(ただし画角は装着レンズの焦点距離2倍相当となる)。レンズマウントはニコンFマウントで、レンズ表記の約1.5倍の焦点距離レンズ相当の画角となる。ファインダーはペンタプリズムを採用し、ファインダースクリーンは『クロップ高速時用V型クリアマットスクリーンIII』を標準装備し、『B型クリアマットスクリーンIII』が付属する。倍率は約0.86倍。

有効1240万画素のCMOS撮像素子
有効1240万画素のCMOS撮像素子(23.7×15.7mm)

測距素子には11点(クロップ高速機能では9点)の測距点を持つ“マルチ CAM2000 オートフォーカスセンサーモジュール”を採用。測光方式はTTL開放測光方式で、独自の“1005分割RGBセンサー”と“3D-RGBマルチパターン測光II”のアルゴリズムにより、背景が暗いような画像の白飛びを低減し、複雑な撮影条件でもより精度の高い露出が得られるようになったという。ISO感度は100~800相当。オートホワイトバランス(AWB)とオートトーンコントロール(ATC)に“1005分割RGBセンサー”“CMOSセンサー”“環境光センサー”の3つのセンサーの情報を利用することで精度を高めたという。シャッター速度は30秒~1/8000秒、バルブ。レリーズタイムラグは37ミリ秒。

そのほか、CF内のRAWデータを利用して、元の画像に影響を与えずに露出割合を変えた画像合成が行なえるほか、最大10枚撮影までの撮影画像を自動的に合成する多重露出撮影機能なども搭載している。カラーモードは“Adobe RGB”にも対応。

記録画素数は最大3216×2136画素で、記録ファイル形式はExif 2.21/DCF/DPOF。RAWとJPEGの同時記録も可能。記録媒体はCF(Type I/II)とマイクロドライブ。

本体前面 本体背面
本体前面本体背面

本体サイズは幅157.5×奥行き85.5×高さ149.5mm、重量は約1070g。ボディーにはマグネシウム合金を採用し、接合部などにシール材を利用することで防滴性能や防塵性能を高めている。操作ボタンやレバー類のサイズを大きくし、機能的にレイアウトしたとしており、縦位置専用のシャッターボタンやAFボタン、コマンドダイヤルも装備し、縦位置でも横位置と同じ操作感で撮影できるようにしたという。液晶ディスプレーは2.5インチ低温ポリシリコンTFTで23万2000画素(白色LEDバックライト付き)。電源はリチウムイオン充電池(EN-EL4)を利用し、約2000枚の撮影が可能。バッテリーの情報(残量/充電後の撮影枚数/バッテリー劣化度など)を液晶ディスプレーで表示することもできる。

インターフェースはUSB 2.0(Hi-Speed)を搭載するほか、オプションのIEEE 802.1g/b対応の無線LANを利用して画像転送を行なえる送信機『ワイヤレストランスミッター WT-2』も利用できる。WT-2では、転送プロトコルとして、FTPのほか、新たに“PTP/IP(Picture Transfer Protocol over Internet)”に対応したことで、転送設定などが容易になったとしている。また、『Nikon Capture 4』(Ver4.2)をインス トールしたパソコンからワイヤレスでカメラ操作を行なうリモートコント ロール機能も搭載したという。

アプリケーションとして、画像の取り込み/整理/管理/編集/共有が可能な画像処理ソフト『PictureProject1.1』などを収めたCD-ROMのほか、クイックチャージャー、オーディオビデオケーブル、USBケーブル、ストラップ、ボディーキャップ、液晶ディスプレー用カバー、バッテリーカバーなどが付属する。

『AF-S VR ニッコール ED 300mm F2.8G(IF)』
『AF-S VR ニッコール ED 300mm F2.8G(IF)』

『AF-S VR ニッコール ED 300mm F2.8G(IF)』は、35mmフィルム一眼レフカメラとデジタル一眼レフカメラ向けの大口径望遠レンズで、スポーツや報道分野の撮影向けの製品。焦点距離は300mmで、デジタル一眼レフカメラでは450mm相当の画角となる。絞り値はF2.8~22。最短撮影距離は2.3m(マニュアルフォーカス時2.2m)。3枚のED(特殊低分散)レンズを含む8群11枚構成で、半導体製造に使われる半導体露光装置(ステッパー)のレンズ用に開発されたコーティング技術をベースとした反射防止レンズコーティング“ナノクリスタルコート”を初めて採用したという。また、メニスカス保護ガラスの採用により、デジタル一眼レフカメラのイメージセンサーからの反射光がレンズ本体を通ってフラット保護ガラスに反射して発生していたゴーストを抑えたという。そのほか、VR(手ブレ補正)機構や、超音波モーター(SWM:Silent Wave Motor)によるオートフォーカス機構なども搭載している。

本体サイズは直径124×長さ267.5mm、重量は約2.87kg。フィルターサイズは52mm。組み込み式フィルターホルダー(52mm NC付き)、フード、セミソフトケース、ストラップなどが付属する。

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